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12月24日、09:30現在での地震の起こり方について

12月24日、09:30現在での地震の起こり方について: 12月23日19:30現在の日本気象協会の過去7日間の震央マップを見ると、とても珍しい震源配置になっていることが分かります。つまり、青森県と秋田県の日本海沿岸部にM3程度の地震が幾つも並び、まるで、北海道の南部を含んで、東北北部の沿岸部がぐるりと太平洋側から日本海側まで地震を示すドット12個で囲まれてしまっているのです。具体的には次の地震です。 2019年12月17日 12時22分頃 岩手県沖 3.5 1 2019年12月17日 19時15分頃 浦河沖 3.4 1 2019年12月18日 00時16分頃 福島県沖 3.8 1 2019年12月19日 04時15分頃 青森県西方沖 3.7 1 2019年12月19日 15時21分頃 青森県東方沖 5.5 5弱 2019年12月21日 00時22分頃 宮城県沖 4.0 1 2019年12月21日 07時44分頃 秋田県沿岸北部 2.9 2 2019年12月21日 12時00分頃 宮城県沖 4.1 1 2019年12月22日 07時54分頃 秋田県沖 3.3 1 2019年12月22日 13時41分頃 岩手県沿岸南部 3.4 1 2019年12月22日 14時24分頃 渡島地方北部 4.0 3 2019年12月22日 21時33分頃 岩手県内陸南部 4.3 3 その他に地震を示すドットがあるのは、北海道に1個、関東と中部に合計4個のドット、そして、九州から沖縄にかけての沿岸・海域に7個程度のドットが並んでいます。 つまり、東北南部から西日本に至る陸域の地震が極端に少ないのです。そして、この地域を挟む北海道南部から東北北部、そして、琉球海溝付近で海のプレートの沈み込みが急激に強まっているか、またはそこから西向き圧力が陸の地殻へ伝達されているのです。結果的に、東北南部から西日本に至る陸域での地震数減少が起こっているため、今後、この傾向が反転した時に、陸域での地震多発になってしまいます。 なお、上のマップの期間である12月17日19:30から12月23日19:30での震度1以上地震数は23件で、陸域8件、海域15件です。陸域÷海域=0.53となり、これは12月全体の現在までの値である0.80よりも小さいため、この7日間が、12月全体に比べて海域多発であることが分かります。この意味でも、今後陸域多発になることが予測できます。 Hi-net自動処理震源マップの値はあまり変化がありません。 12月22日06:15と23日09:30、及び24日06:30の比較: 最新24時間 日本全国広域:280-276-242 北海道   :026-018-012 東日本   :186-164-166 本州中部  :099-096-094 西日本   :081-100-071 最新7日間 日本全国広域:3359-3130-2971 北海道   :0208-0197-0186 東日本   :1832-1703-1654 本州中部  :1261-1170-1133 西日本   :1038-0992-0926 注目は「最新7日間」の「日本全国広域」が3000を下回ったことです。12月初旬以来であり、12月初旬は関東での陸域地震多発があったことから、今後、この意味でも関東付近での陸域地震多発が起こる可能性が高いと思われます。 なお、「最新7日間」の「福島県」、「茨城県」、「東京都」などはどこも減少傾向ですが、手元に記録がある10月下旬の値に比べるとずっと大きな値を維持しています。 10月26日07:00、12月4日07:15、12月11日07:15、12月17日06:00、12月24日06:30の比較: 「福島県」0271-0314-1404-0565-0417 「茨城県」0422-0493-1620-0753-0573 「千葉県」0211-0242-0264-0271-0203 「東京都」0108-0096-0121-0128-0121 つまり、平常値と思えるのが最初の列で、「福島県」や「千葉県」は200台、「茨城県」でも400台なのです。それが関東多発になった直後の期間である12月11日は「福島県」や「茨城県」が4倍から5倍程度になり、現在はだいぶ減っていますが、それでも50%程度多い状態が継続しているのです。この「福島県」と「茨城県」のN=の値の増加継続は、多分、いわき沖の大きな固着域からの西向き圧力が陸の地殻へ伝達されているためと思われます。

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