2020年1月17日 11:00現在の地震の起こり方について:
昨日1月16日に、「7件連続して、東日本の地震が発生」と書きましたが、その後西日本での地震多発になりました。
2020年01月16日 04時36分頃 釧路沖 3.0 1
2020年01月16日 09時01分頃 長野県南部 2.8 2
2020年01月16日 18時36分頃 沖縄本島近海 4.2 4
2020年01月16日 18時42分頃 沖縄本島近海 3.9 2
2020年01月17日 02時16分頃 天草灘 2.7 1
2020年01月17日 02時39分頃 和歌山県南部 3.3 2
2020年01月17日 07時11分頃 トカラ列島近海 3.0 3
上にあるように、沖縄本島近海以降4件連続して西日本の地震です。よって、今後、地方が入れ替わり、東日本の地震が多発する可能性が高いように思います。
この1月は北海道と九州・沖縄での地震多発傾向があり、関西から中国・四国での地震数の減少が起こっています。
2020年1月17日10:00まで
北海道:08件
東北 :08件
関東 :13件
中部 :06件
関西 :03件
中四 :02件
九州 :17件
沖縄 :06件
上の地域区分で見ると、九州が断トツで多発ですが、九州17件の内、南西諸島:10件です。昨年12月が、九州27件中、南西諸島10件なので南西諸島多発の傾向があります。また、311大地震が東北で発生した関係で東北地方の地震が地域区分で見ると最多であることが多く、特に北海道と比べて東北が上回ることが普通でしたが、この1月は今のところ同数です。また、関東と比べると約40%減であり、東北地方の地震数が減少傾向です。
南西諸島の多発は、伊豆・小笠原諸島での地震と同期する傾向があります。震度1以上を計測する地震はこの1月、伊豆・小笠原諸島の地震は、
2020年01月05日 11時11分頃 硫黄島近海 M5.7 最大震度1
のみですが、F-netを見ると、1月8日以降3件の伊豆・小笠原海溝付近での地震が発生していることが分かります。
Hi-net自動処理震源マップの「最新30日間」の「東日本」を見ると、数年前のマップと比べて、茨城県や東京都の内陸部で震源深さが80キロから100キロ程度の地震が目立って増えてきていることが分かります。
震度1以上地震が東日本と西日本で交互に多発を繰り返していることは、関東付近にとても大きな固着域があり、その両側で交互にプレートの西進が進んでいると見ることが出来ます。そうすると、その内に、支点であった関東付近の大きな固着域の破壊に至ることになります。
どのくらい、現状が続くかははっきりしませんが、関東付近での大きな地震が起こり出す前にやるべきことは多くあるはずです。
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