2020年1月20日 09:30現在の地震の起こり方について:
Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」、「日本全国広域」を見ると、宮城県牡鹿半島以北の海域でドットが減少し、福島県以南の海域でドットが増加していることが分かります。これが福島県以南での大きな地震の予兆である可能性があります。
日本気象協会の震央分布図(過去7日間)を見ると、西日本の地震が少なく、東日本の地震が多発していることが分かります。最もドットの密度が高い(震度1以上地震の発生数が多い)地域は関東北部です。過去30日間で見ると、牡鹿半島沖が最も密度が高いため、311大地震の震源域から南へ地震多発地域が移動しているように見えます。
Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値は減少傾向です。「最新7日間」、「鹿児島県」で見ると、鹿児島湾内の浅い地震を示すドットが2個しか表示されていません。それに対し、薩摩半島南端部での震源深さ100キロ程度のドットは15個程度もあり、フィリピン海プレートの沈み込みが大きくなっているのに対し、陸のプレートに対する西向き圧力が減少していることになり、伊豆・小笠原海溝付近での大きな固着域に太平洋プレートの西向き圧力がかかっているように思えます。
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