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執筆者の写真taked65

1月8日地震の起こり方 重要

2020年1月8日07:30現在の地震の起こり方について: 東京湾北部と言うか、関東地方の内陸部でかなり大きな地震が近日中に発生する可能性が高くなっていると思われます。比較的震源深さが深い地震が発生すると思われます。その根拠は次の通りです。 1.次の地震が発生したのち、その震源域で微小地震がかなりの数継続的に発生していること。 2020年01月03日 03時24分頃 千葉県東方沖 M5.9 最大震度4 Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」、「千葉県」を見ると、微小地震が数十個表示されていて、微小地震が継続的に発生していることが分かります。また、実際、N=の値も次のような推移を示しています。 「最新7日間」、「千葉県」のN=の値: 01月02日07:00:243 01月03日07:00:269 01月04日06:00:277 01月05日06:45:294 01月06日06:30:301 01月07日05:30:308 01月08日06:00:312 M6地震と言っていい規模なので、微小地震が後続することは当然なのですが、それにしてもかなり数が多く、また、その分布もどちらかと言うと東西方向に伸びていて、ちょうど東京湾北部の緯度と同じです。つまり、東京湾北部あたりに太平洋プレートの西向き圧力がかかっていることを示唆していると思えます。 2.Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」、「東京都」で、東京湾の奥の方に表示されている2本の活断層の間に表示されている微小地震のドット数が比較的多いこと。1月8日07:00現在で7個程度が表示されています。最近は3個程度が平常値であり、2倍程度の増加です。また、より南側に震源深さが浅い地震を示すドットが10個以上集中して表示されていて、東京湾全体に太平洋プレートからの西向き圧力が働いているように見えること。 3.震度1以上を記録した地震で、東北地方南部の地震が起こっていず、東北南部から関東地方付近での太平洋プレートの西向き圧力がかなり蓄積されているように思えること。 東北地方で起こった地震で福島県以南の最新の地震は12月28日であり、それ以来、8件の東北地方地震が起こっていますが、全て東北南部ではないこと。 2019年12月28日 21時24分頃 福島県沖 4.1 1 2019年12月29日 09時52分頃 岩手県沖 3.9 1 2019年12月30日 13時32分頃 宮城県沖 4.0 1 2019年12月31日 02時14分頃 岩手県沖 3.3 1 2020年01月01日 19時49分頃 岩手県内陸南部 3.0 1 2020年01月03日 10時19分頃 秋田県沖 4.6 2 2020年01月04日 07時50分頃 宮城県沖 3.6 1 2020年01月05日 06時15分頃 宮城県沖 3.4 1 2020年01月07日 17時18分頃 宮城県北部 3.4 1 4.12月上旬以降、関東地方で次のようなM4以上地震が起こっていて、かなり、関東地方で大きな地震が起こりやすくなっていると思えること。 2019年12月03日 10時18分頃 茨城県南部 4.7 4 2019年12月04日 10時38分頃 茨城県北部 4.8 4 2019年12月04日 18時13分頃 茨城県南部 4.0 3 2019年12月04日 19時35分頃 栃木県北部 4.7 4 2019年12月05日 22時35分頃 茨城県北部 4.5 3 2019年12月09日 17時41分頃 八丈島東方沖 4.4 1 2019年12月14日 03時24分頃 伊豆大島近海 4.5 3 2019年12月16日 04時14分頃 千葉県東方沖 4.3 3 2019年12月19日 09時23分頃 茨城県沖 4.2 3 2019年12月30日 13時11分頃 父島近海 5.4 1 2020年01月03日 03時24分頃 千葉県東方沖 5.9 4 2020年01月05日 11時11分頃 硫黄島近海 5.7 1 上にあるように、最新の3件は全てM5以上で推移していて、規模が徐々に大きくなる傾向があります。 5.震度1以上を観測していませんが、伊豆・小笠原海溝付近での地震がこの30日間程度で多発していること。 Hi-net地震観測網のトップページにリンクが張ってある F-net(広帯域地震観測網)にある「最新30日間のメカニズム解分布図」を見るとそれが分かります。伊豆諸島から父島付近までに10件以上のドットが表示されています。 6.今朝1月8日のHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値はかなり減少しています。07:45現在の「日本全国広域」のN=の値は237であり、230台にまで減少するのは12月3日以来です。そして、12月3日は、上にあるように、関東地方でのM4以上地震の連続が起こり始めた時です。 7.この6日間を見ると、日本全国と関東で陸域多発の傾向があります。 関東以外の地域でも大きな地震が起こりやすいはずです。なぜならば、インドネシア、スマトラ島付近でM6.4が発生し、また、中米でもM6.6が発生していて、この24時間以内での地震発生が多発になっているからです。

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