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2020年1月27日の地震の起こり方

2020年1月27日 08:00現在の地震の起こり方について: この数日で震度1以上の地震を見ると、海域の地震が非常に多くなっています。1月23日以降で震度1以上地震が26日までに13件、その内陸域は3件のみ、海域は10件です。陸域÷海域の値は0.30です。この1月の前半は0.697でしたから前半に比べてこの3日間は陸域地震の割合が半分以下に減少しています。この3日間の海域地震は次の通りです。 2020年01月23日 06時09分頃 日向灘 3.5 1 2020年01月23日 07時08分頃 根室半島南東沖 4.1 2 2020年01月24日 09時31分頃 トカラ列島近海 2.2 1 2020年01月24日 09時33分頃 トカラ列島近海 1.8 1 2020年01月24日 12時44分頃 福島県沖 4.5 1 2020年01月25日 10時34分頃 千葉県東方沖 3.8 2 2020年01月25日 20時01分頃 茨城県沖 4.3 1 2020年01月26日 02時44分頃 釧路沖 3.5 1 2020年01月26日 07時45分頃 五島列島近海 3.8 1 2020年01月26日 18時55分頃 奄美大島近海 3.4 1 最大地震は福島県沖のM4.5であり、その次の規模も茨城県沖のM4.3です。北海道が2件、九州が5件でこの二つの地域合計で7件。70%がこの二つの地域で起こっています。日本列島の端の方で徐々に海のプレートの沈み込みが起こり、その結果、中央部の東北南部(福島県)から関東地方の海のプレートの沈み込み地域に大きな圧力がかかりつつあるように見えます。 311大地震前の2010年12月には次に挙げるように北海道でまず地震多発があり、その後、日本海溝の南に続く伊豆・小笠原海溝で地震が多発しました。これは、311大地震が日本海溝のほぼ中央部で起こったため、311大地震の震源域を挟んで、その南北の地域で12月にかなり太平洋プレートの沈み込みが起こっていたことを示しています。 2010年12月2日 6時44分ごろ 石狩地方中部 4.5 3 2010年12月2日 6時46分ごろ 石狩地方中部 3.3 2 2010年12月2日 8時08分ごろ 石狩地方中部 2.3 1 2010年12月2日 10時26分ごろ 留萌地方中北部 2.7 1 2010年12月2日 16時12分ごろ 石狩地方中部 2.4 1 2010年12月2日 18時58分ごろ 石狩地方中部 2.1 1 2010年12月2日 19時38分ごろ 石狩地方中部 2.6 1 2010年12月4日 9時01分ごろ 釧路地方中南部 3.0 1 2010年12月4日 14時58分ごろ 石狩地方中部 2.6 1 2010年12月4日 17時20分ごろ 北海道東方沖 5.0 1 2010年12月5日 1時56分ごろ 十勝地方南部 3.3 1 2010年12月6日 0時51分ごろ 根室半島南東沖 4.2 3 2010年12月7日 4時17分ごろ 浦河沖 3.7 1 2010年12月9日 4時50分ごろ 浦河沖 3.6 1 2010年12月10日 1時29分ごろ 根室半島南東沖 3.8 1 2010年12月12日 6時50分ごろ 国後島付近 3.3 1 2010年12月14日 0時56分ごろ 上川地方南部 2.1 1 2010年12月22日 2時20分ごろ 父島近海 7.4 4 2010年12月22日 5時19分ごろ 父島近海 5.7 1 2010年12月22日 7時08分ごろ 父島近海 5.7 1 2010年12月22日 7時20分ごろ 父島近海 5.9 1 2010年12月22日 10時31分ごろ 父島近海 5.7 1 2010年12月22日 10時36分ごろ 父島近海 5.9 1 2010年12月22日 16時52分ごろ 父島近海 5.5 1 2010年12月22日 22時01分ごろ 父島近海 5.4 1 2010年12月23日 6時50分ごろ 父島近海 6.5 3 2010年12月25日 2時27分ごろ 父島近海 5.7 1 なお、上のリストは、北海道とか父島近海の地震を抜き出したもので、当然、その他の地域の地震も発生しています。 現在は、北海道と九州が多発ですから、関東から伊豆・小笠原付近での大きな固着域での大きな地震が起こりつつあるはずです。具体的にはいわき沖、茨城県北部、犬吠埼沖、房総半島南東沖、八丈島、父島と言った地域にある大きな固着域に太平洋プレートの沈み込み圧力がかかるようになっているのです。結果的に、そこから陸のプレートに西向き圧力が伝達され、それが内陸直下型のM6からM7の地震を起こします。多分、内陸直下型のM6以上地震が最初に起こり、その後、海域でのM7以上の大地震となるのではないかと思います。 関東地方の地震数は昨年4月と8月から10月に大きく減少し、その後、多発を継続していましたが、この1月は昨日26日までで19件です。これは多少減少傾向です。関東地方で大きく地震数が減少しましたが、未だに関東での大地震は発生していません。東北地方の311大地震の時は、前年の11月から減少が起こり、増加に転じてから2か月程度でM9が発生しました。関東で、減少の直後に大きな地震がまだ発生していないのは、関東地方は太平洋プレートとフィリピン海プレートの二つが関東平野の下に沈み込んでいて、東北地方のように太平洋プレートだけが沈み込む単純な構造ではないからだと思います。 今朝のHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の値は昨日と比べて「東日本」で増加、「西日本」で減少です。「最新7日間」では大きな変動があった地域は「沖縄県」を除いてありません。「沖縄県」は20程度の減少でした。

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