2020年2月1日 09:20現在の地震の起こり方について:
本日2月1日になってから関東付近での地震が連続しています。次の地震です。
2020年02月01日 01時11分頃 千葉県北東部 5.1 3
2020年02月01日 02時07分頃 茨城県南部 5.3 4
2020年02月01日 03時07分頃 千葉県南部 3.2 1
M5が2件、3件すべてが陸域の地震です。
関東地方は、311以降、基本的に海域地震が多い状況が続いてきたのですが、昨年11月ぐらいから陸域が多くなっています。
11月分:37件(陸域:20件、海域:17件)(陸域÷海域=1.18)
12月分:29件(陸域:19件、海域:10件)(陸域÷海域=1.90)
01月分:23件(陸域:15件、海域:08件)(陸域÷海域=1.88)
上に見るように、昨年11月以降陸域が海域の2倍程度発生しているのです。このことは、フィリピン海プレートの動きが強まっているというよりも、太平洋プレートの西への沈み込みが強まり、その結果、太平洋プレートと陸のプレートの固着域から陸のプレートへ沈み込み圧力が伝達され、その結果陸域で地震が多発していることを示しているのです。反対から言うと、海域地震の静穏化が起こっていて、海域での相当に大きな地震(311大地震でM9が起こったため、その隣接した地域で起こるマグニチュードが1程度小さい地震M8)が起こりやすくなっています。
現在は、陸域でM6からM7が起こりやすくなっていて、海域でのM7からM8が近づきつつあるということです。
関東地方の地震で見ると、この半月程度では南関東の地震多発です。茨城県北部以北を関東北部、茨城県南部以南を関東南部と区分けをして1月16日以降の集計をすると次のようになります。
関東北部:02件
関東南部:13件
関東南部には、当然ですが、東京湾北部が含まれます。
また、伊豆・小笠原での地震が
2020年01月05日 11時11分頃 硫黄島近海 M5.7 1
以降発生していません。
今朝のHi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の値は昨日の同時刻ごろと比べて大きな変化はありません。しかし、「最新7日間」では比較的大きな変化が昨日の07:30と今朝の06:30で出ています。
「北海道南部」:減少11
「岩手県」:減少11
「山形県」:減少05
「福島県」:減少09
「茨城県」:増加22
「栃木県」:増加09
「埼玉県」:増加22
「千葉県」:増加30
「東京都」:増加10
「神奈川県」:増加18
「新潟県」:減少06
「富山県」:減少08
「石川県」:減少10
「福井県」:減少19
「山梨県」:増加50
「長野県」:減少17
「岐阜県」:増加39
「静岡県」:増加59
「愛知県」:増加45
「三重県」:減少18
「滋賀県」:減少20
「京都府」:減少15
「兵庫県」:増加20
「鳥取県」:増加13
「岡山県」:増加11
上に挙げたものには、「新潟県」:減少06 などが含まれますが、これは関東地方に隣接した日本海側では減少傾向であることを示すために記載しているためで、上に挙げてある以外の変動幅がみなより小さいということではありません。
最大の変動幅は
「静岡県」:増加59
ですが、震度1以上地震は「静岡県」の範囲では発生していません。つまり、南関東の東側からの太平洋プレートの押しの力が作用して、静岡県西部の微小地震が多発しているのです。「山梨県」:増加50、「愛知県」:増加45も静岡県西部の微小地震多発が原因です。
「滋賀県」、「京都府」で比較的減少幅が大きいのですが、こういった時は関東付近で比較的大きな地震が起こる傾向があります。
今朝08:30ごろにまた玄関先にメジロの死骸が置かれていました。
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