2020年2月6日の地震の起こり方
2020-02-06 08:53:45
昨日2月5日も関東地方の震度1以上地震の発生がありませんでした。丸4日間発生が止まっています。まる四日間以上を関東地方で震度1以上地震がなかったのは、昨年2019年は7回,2018年は2件でした。昨年7月以降では6件で、昨年後半以降、関東地方の地震の起こり方がかなり不規則になっていることがわかります。こういった現象、つまり震度1以上地震が起こらない日がある程度長く続くことは、大きな固着域に地殻の圧力が集中することが多くなっていることを示しているため、徐々に M 6とかそれ以上の地震の発生が近くなっていると考えるべきだと思います。2016年の熊本地震の際は、九州地方で同じように震度1以上地震が起こらない日が続き、その後、M7地震の発生につながりました。
今朝の Hi net 自動処理震源マップの最新24時間の値は多少小さめの減少です。ただし、東北から関東では M 5程度の地震が起こりやすくなっていると思います。また最新7日間で昨日と15以上の変動があった地域は急減しました。
昨日06:30と今朝の06:15の比較,15以上の変動があった地域の一覧
岐阜県増加18
熊本県減少15
大分県減少25
宮崎県減少31
岐阜県は311直前の2011年2月に連続地震が起こった地域です。そのため太平洋プレートの西向き圧力を受けやすい地域であり、微小地震が増加しているため北関東付近の緯度で太平洋プレートの西向き圧力が増加しつつあると考えるべきだと思います。
また静岡県とか愛知県でも増加が止まりましたが、これは静岡県西部での微小地震の発生が止まったことを意味しているはずで、太平洋プレートからの西向きの水平方向の圧力が鉛直上向きの力に変換され出している可能性があります。仮にこういった現象が起こり出しているとすると、伊豆半島付近や房総半島南東沖で相当に大きな地震が切迫しつつあることになります。このことは大分県とか宮崎県での減少と整合的であり、また西之島でかなりの規模の噴火が連続的に起こっていることとも整合性があります。
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