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2020年3月9日の地震の起こり方

2020年3月09日 09:20現在の地震の起こり方について: 今朝 2020年03月09日 04時28分頃 豊後水道 M4.7 最大震度3 が発生しました。 ちょうど佐田岬半島と九州本土との中間地点で、まさに中央構造線の付近で起こった地震です。 昨日3月8日は関東地方で地震が多発しました。 2020年03月08日 01時18分頃 千葉県東方沖 M3.6 最大震度1 2020年03月08日 06時20分頃 茨城県北部 M2.8 最大震度1 2020年03月08日 06時40分頃 父島近海 M4.9 最大震度1 2020年03月08日 11時07分頃 茨城県北部 M2.9 最大震度1 2020年03月08日 12時22分頃 群馬県南部 M2.9 最大震度1 父島近海は関東平野ではありませんが、関東平野の東方海域で太平洋プレートが沈み込む日本海溝の南への延長線上にある、太平洋プレートが沈み込む伊豆・小笠原海溝に位置するため、父島近海は関東地方の地震として分類しています。 問題は、震度1以上地震が関東地方のみでこのように連続することは過去3年程度を見てもなかったことです。3月7日の最も遅い地震も関東地方であり、6件連続して震度1以上地震が、他の地方での発生がなく、関東地方で連続したことになります。 この関東地方での地震連続と今朝の豊後水道での地震には関連性があると思えます。豊後水道での地震は中央構造線沿いでの地震であり、中央構造線は関東地方の埼玉県東部から茨城県の霞ケ浦の北方を通って太平洋へ抜けているからです。関東方面からの西向き圧力が豊後水道での地震を起こしたと思えます。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」は今朝も昨日とは逆方向に動いています。しかし、最大変動幅は「日本全国広域」減少16であり、地域別では「本州中部」減少11であり、変動幅は非常に小さく、明朝までに内陸部でM5以上地震が起こる可能性は相当に小さいと思えます。 「最新7日間」でも最大変動幅は「茨城県」減少27であり、30未満の変動です。この意味でも、明朝までに内陸部で大きな地震が起こる可能性はほぼゼロだと思えます。 しかし、同時に、気になることもあります。それは東日本の太平洋沿岸部および沖合での地震です。特に、日本海溝から伊豆・小笠原海溝沿いでの地震が起こり易くなっていると思えます。仮に、明朝も「最新24時間」の変動が減少であると、関東付近での大きな地震が起こり易いと思います。 昨日03:15と今朝の06:45での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:281→265(減少16) 「日本全国拡大」:278→263(減少15) 「北海道」   :023→028(増加02) 「東日本」   :171→161(減少10) 「本州中部」  :125→114(減少11) 「西日本」   :099→089(減少10) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「福島県」:360→339(減少21) 「茨城県」:479→452(減少27) 「群馬県」:276→256(減少20) 「千葉県」:203→181(減少22) 「新潟県」:173→154(減少19) 「島根県」:064→083(増加19) 「広島県」:087→103(増加16) 「福岡県」:198→183(減少15) 「佐賀県」:189→173(減少16)

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