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2020年4月15日の地震の起こり方

2020年4月15日 08:40現在の地震の起こり方について: 震度1以上を観測する地震の発生が、昨日4月14日11:02十勝地方中部以来止まっています。本日4月15日08:00現在で、既に21時間程度震度1以上地震の発生がないのです。もちろん40時間とか50時間以上発生がないこともあるのですが、このように地震発生の間隔が20時間程度以上開いてしまうと、大きな地震が起こりやすい傾向があります。 *以下は、「福島県」などのHi-net自動処理震源マップ「最新7日間」のデータの推移です。 「福島県」06:00頃の値 4月09日:399 4月10日:444 4月11日:452 4月12日:455 4月13日:446 4月14日:435 4月15日:408 「茨城県」06:00頃の値 4月09日:573 4月10日:620 4月11日:635 4月12日:671 4月13日:692 4月14日:694 4月15日:680 「千葉県」06:00頃の値 4月09日:252 4月10日:261 4月11日:242 4月12日:277 4月13日:307 4月14日:325 4月15日:332 「東京都」06:00頃の値 4月09日:133 4月10日:139 4月11日:137 4月12日:136 4月13日:115 4月14日:110 4月15日:104 「埼玉県」06:00頃の値 4月09日:235 4月10日:265 4月11日:284 4月12日:311 4月13日:316 4月14日:335 4月15日:348 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:45と本日06:30での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:273→298(増加25) 「日本全国拡大」:268→294(増加26) 「北海道」   :014→013(減少01) 「東日本」   :190→206(増加16) 「本州中部」  :139→145(増加06) 「西日本」   :069→087(減少18) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「福島県」:435→408(減少27) 「神奈川県」:234→250(増加16) 「新潟県」:186→206(増加20) 「富山県」:510→546(増加36) 「石川県」:322→360(増加38) 「山梨県」:509→541(増加32) 「長野県」:626→667(増加41) 「岐阜県」:548→583(増加35) 「静岡県」:330→311(減少19) 「愛知県」:250→233(減少17) 「大阪府」:309→292(減少17) 「奈良県」:286→265(減少21) 「和歌山県」:185→166(減少19) 「鳥取県」:130→115(減少15) 「島根県」:087→068(減少19) 「岡山県」:156→139(減少17) 「広島県」:114→093(減少21) 「愛媛県」:113→093(減少20) 「長崎県」:107→089(減少18) 「大分県」:254→239(減少15) 「宮崎県」:345→320(減少25) 「鹿児島県」:325→282(減少43) 「最新24時間」での変動はあまり大きくありません。昨日4月14日に続いて、変動幅が30未満に収まっています。そのため、明朝までに内陸部でM5以上地震が起こる可能性は比較的小さいはずです。 「最新7日間」で本日も「長崎県」が減少で15以上です。減少幅は昨日よりも小さくなっていますが、今朝は昨日よりも中央構造線の北側での減少が目立ちます。鳥取、島根、岡山、広島などです。そのため、中央構造線の北側でのかなり大きな地震が起こりやすくなっていると思います。昨日は「比較的短期間」と書きましたが、この2日間程度で発生すると思います。なお、15以上の変動を示す地域が今朝は22もあり、全国的に変動が大きくなっています。大きな地震が起こる前にこういったことが観察されることが多いと思います。 「最新30日間」での変動について、手元にある昨年11月以降の変動を見ると、基本的にはかなり規則的に振動していることが分かります。一定の変動幅の中で増加と減少を繰り返しているのです。例えば、「日本全国広域」はほぼ15800と13300の間で変動しています。興味深いのは、M4以上地震が多発している期間を見ると、比較的この値が小さいことが多いことです。例えば、今年2月前半は震度1以上地震が43件、その内、M4以上が17件で40%の発生率ですが、2月15日の「日本全国広域」、「最新30日間」はちょうど14000です。2月15日の前後は14000を下回っていることが多く、大きな地震が起こるときは微小地震があまり起こっていないことを示していると思います。そして、今朝は14536です。3月14日に13880がありますが、それ以降は14000を上回って推移しています。この意味で、M4以上の多発と言う状況には今のところなっていないと言えると思います。但し、残念なことに、M6以上地震との相関はあまりない様子です。

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