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2020年4月16日の地震の起こり方

2020年4月16日 08:00現在の地震の起こり方について: 2020年04月08日 02時53分頃 薩摩半島西方沖 M4.1 最大震度3 九州地方の最新の地震が上の4月8日のものです。本日は4月16日ですから、既に7日間震度1以上地震の発生がありません。4月15日までに九州地方は7件震度1以上地震が発生していますから、2倍にして30日分を推定すると14件となります。九州地方は3月27件発生していますからこの4月は急減です。特に南西諸島での地震が減少していて、3月は14件あったものがこの4月前半は2件しか南西諸島での震度1以上地震の発生がありません。 興味深いことに、九州と関東では、地震数の変動がほぼ同期する傾向があります。関東での地震数が増加すると九州も増加し、関東が減少すると九州も減少するのです。ところが、この4月は関東は減少していないのです。 関東地方の4月15日までの集計結果は次の通りです。 04月15日まで:16件(陸域:07件、海域:09件)・(震度1:11件:69%)・(M4以上:05件:31%、陸域:1件、海域:4件)・(伊豆・小笠原:2件:13%)(M4以上の震度1:1件:6%)茨城県沖:1件、茨城県南部:2件、茨城県北部:4件、千葉県東方沖:6件、(茨城県計:7件、全体に対する割合:44%)(千葉県地震:7件、全体に対する割合:44%)(千葉県陸域地震:1件、全体に対する割合:6%) 2倍して30日間分を推定すると、4月分が32件(陸域:14件、海域:18件)となります。関東地方の2019年1月以来の推移は次の通りです。 2019年(関東地方) 01月分:36件(陸域:21件、海域:15件)*陸域÷海域=1.40 02月分:27件(陸域:10件、海域:17件)*陸域÷海域=0.59* 03月分:29件(陸域:09件、海域:20件)*陸域÷海域=0.45* 04月分:13件(陸域:05件、海域:08件)*陸域÷海域=0.63* 05月分:26件(陸域:13件、海域:13件)*陸域÷海域=1.00 06月分:35件(陸域:12件、海域:23件)*陸域÷海域=0.52* 07月分:30件(陸域:10件、海域:20件)*陸域÷海域=0.50* 08月分:10件(陸域:08件、海域:02件)*陸域÷海域=4.00 09月分:19件(陸域:09件、海域:10件)*陸域÷海域=0.90* 10月分:19件(陸域:09件、海域:10件)*陸域÷海域=0.90* 11月分:37件(陸域:20件、海域:17件)*陸域÷海域=1.18 12月分:29件(陸域:19件、海域:10件)*陸域÷海域=1.90 2020年 01月分:23件(陸域:15件、海域:08件)*陸域÷海域=1.88 02月分:24件(陸域:16件、海域:08件)*陸域÷海域=2.00 03月分:24件(陸域:09件、海域:15件)*陸域÷海域=0.60 04月分:32件(陸域:14件、海域:18件)*陸域÷海域=0.78*4月15日時点の予測 なお、九州の推移は次のようになります。 2019年: 01月分:37件(陸域:15件、海域:22件)南西諸島:13件、*陸域÷海域=0.68 02月分:27件(陸域:10件、海域:17件)南西諸島:13件、*陸域÷海域=0.59 03月分:32件(陸域:16件、海域:16件)南西諸島:06件、*陸域÷海域=1.00 04月分:15件(陸域:03件、海域:12件)南西諸島:09件、*陸域÷海域=0.25 05月分:32件(陸域:12件、海域:20件)南西諸島:07件、*陸域÷海域=0.60 06月分:26件(陸域:17件、海域:09件)南西諸島:03件、*陸域÷海域=1.89 07月分:25件(陸域:11件、海域:14件)南西諸島:06件、*陸域÷海域=0.79 08月分:21件(陸域:09件、海域:12件)南西諸島:06件、*陸域÷海域=0.75 09月分:23件(陸域:10件、海域:13件)南西諸島:03件、*陸域÷海域=0.77 10月分:08件(陸域:05件、海域:03件)南西諸島:02件、*陸域÷海域=1.67 11月分:23件(陸域:08件、海域:15件)南西諸島:11件、*陸域÷海域=0.53 12月分:27件(陸域:11件、海域:16件)南西諸島:10件、*陸域÷海域=0.69 2020年: 01月分:30件(陸域:11件、海域:19件)南西諸島:14件、*陸域÷海域=0.58 02月分:18件(陸域:06件、海域:12件)南西諸島:08件、*陸域÷海域=0.50 03月分:27件(陸域:07件、海域:20件)南西諸島:14件、*陸域÷海域=0.35 04月分:14件(陸域:04件、海域:10件)南西諸島:04件、*陸域÷海域=0.40*4月15日時点の予測 *以下は、「福島県」などのHi-net自動処理震源マップ「最新7日間」のデータの推移です。 「福島県」06:00頃の値 4月10日:444 4月11日:452 4月12日:455 4月13日:446 4月14日:435 4月15日:408 4月16日:356 「茨城県」06:00頃の値 4月10日:620 4月11日:635 4月12日:671 4月13日:692 4月14日:694 4月15日:680 4月16日:615 「千葉県」06:00頃の値 4月10日:261 4月11日:242 4月12日:277 4月13日:307 4月14日:325 4月15日:332 4月16日:315 「東京都」06:00頃の値 4月10日:139 4月11日:137 4月12日:136 4月13日:115 4月14日:110 4月15日:104 4月16日:094 「埼玉県」06:00頃の値 4月10日:265 4月11日:284 4月12日:311 4月13日:316 4月14日:335 4月15日:348 4月16日:300 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日06:30と本日05:45での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:298→289(減少09) 「日本全国拡大」:294→278(減少16) 「北海道」   :013→022(増加09) 「東日本」   :206→180(減少26) 「本州中部」  :145→122(減少23) 「西日本」   :087→094(増加07) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「福島県」:408→356(減少52) 「茨城県」:680→615(減少65) 「群馬県」:293→273(減少20) 「埼玉県」:348→300(減少48) 「千葉県」:332→315(減少17) 「神奈川県」:250→229(減少21) 「新潟県」:206→184(減少22) 「富山県」:546→570(増加24) 「石川県」:360→379(増加19) 「岐阜県」:583→603(増加20) 「静岡県」:311→273(減少38) 「京都府」:156→138(減少18) 「大阪府」:292→271(減少21) 「奈良県」:265→249(減少16) 「鳥取県」:115→098(減少17) 「岡山県」:139→124(減少15) 「大分県」:239→257(増加18) 今朝の「最新24時間」での変動は、4月14日以来、3日間連続で、変動幅が30未満に収まっています。しかし、「東日本」と「本州中部」が両者とも減少で、いわゆる関東から中部での減少が起こっているため、東北南部から中部地方で比較的大きな地震が起こりやすくなっていると思います。明朝までに中央構造線の北側でかなり大きな地震発生の確率が高いと思われます。特に、「最新7日間」で最大の変動幅が「茨城県」減少65であり、この付近でのかなり大きな地震発生が危惧されます。

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