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2020年5月29日の地震の起こり方

2020年5月29日 10:35現在の地震の起こり方について: 長野県中部と岐阜県飛騨地方の地震数が減少傾向ですが、311以降の状況を見ると、今後10年以上にわたって、関東から中部地方のフォッサマグナに位置する地域は地震が継続的に多発するのだと思います。そのため、今後も、長野県や岐阜県での地震は起こり続けると思います。 *日別の岐阜県飛騨地方+長野県中部地震の数: 5月22日:06件(3日間移動合計:07件) 5月23日:00件(3日間移動合計:06件) 5月24日:00件(3日間移動合計:06件) 5月25日:01件(3日間移動合計:01件) 5月26日:02件(3日間移動合計:03件) 5月27日:02件(3日間移動合計:05件) 5月28日:00件(3日間移動合計:04件) 「福島県」06:00頃の値 5月23日:268(前日との差:減少12) 5月24日:267(前日との差:減少01) 5月25日:284(前日との差:増加17) 5月26日:311(前日との差:増加27) 5月27日:330(前日との差:増加19) 5月28日:365(前日との差:増加35) 5月29日:379(前日との差:増加14) 「茨城県」06:00頃の値 5月23日:468(前日との差:減少18) 5月24日:457(前日との差:減少11) 5月25日:469(前日との差:増加12) 5月26日:512(前日との差:増加43) 5月27日:540(前日との差:増加28) 5月28日:569(前日との差:増加29) 5月29日:588(前日との差:増加19) 「千葉県」06:00頃の値 5月23日:254(前日との差:減少09) 5月24日:256(前日との差:増加02) 5月25日:254(前日との差:減少02) 5月26日:268(前日との差:増加14) 5月27日:283(前日との差:増加15) 5月28日:290(前日との差:増加07) 5月29日:288(前日との差:減少02) 「東京都」06:00頃の値 5月23日:178(前日との差:減少09) 5月24日:152(前日との差:減少26) 5月25日:162(前日との差:増加10) 5月26日:174(前日との差:増加12) 5月27日:172(前日との差:減少02) 5月28日:175(前日との差:増加03) 5月29日:169(前日との差:減少06) 「埼玉県」06:00頃の値 5月23日:273(前日との差:増加15) 5月24日:252(前日との差:減少21) 5月25日:271(前日との差:増加19) 5月26日:308(前日との差:増加37) 5月27日:323(前日との差:増加15) 5月28日:332(前日との差:増加09) 5月29日:330(前日との差:減少02) 「茨城県」までが増加、「千葉県」からは減少ですから、茨城県と千葉県の付近で比較的大きな地震が起こりやすいと思います。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:30→本日05:30での比較 「最新24時間」:ーーーーーーーー(本日の変化:昨日の変化:一昨日の変化) 「日本全国広域」:376→447(増加071:増加037:減少035) 「日本全国拡大」:368→444(増加076:増加038:減少031) 「北海道」   :012→017(増加005:減少004:増加002) 「東日本」   :269→339(増加070:増加028:減少021) 「本州中部」  :196→282(増加086:減少004:減少009) 「西日本」   :095→099(増加004:増加010:減少008) これ、変な変動です。全て増加と言う一方向への変動であるため、「日本全国広域」の変動幅が最大になるはずですが、「本州中部」の変動幅が最大です。そもそも「日本全国広域」よりも「日本全国拡大」の方が変動幅が大きいのですから、これは数値がおかしいとしか言えません。 「長野県」、「最新7日間」の増加幅の変動 ==========05:45頃の値=前日との差(「前日との差」の値の変動値) 5月22日:4310=0114(+10)沖縄本島近海4.2 5月23日:4383=0073(ー41)沖縄本島近海4.9 5月24日:4654=0271(+198)三宅島近海4.2 5月25日:4795=0141(ー130) 5月26日:4552=0243(+102)種子島近海4.1 5月27日:2879=1673(+1430)宮古島近海5.2、神奈川県西部4.0 5月28日:2492=0387(ー1286) 5月29日:2401=0091(ー296) 5月23日以来の変動幅の小ささです。 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「岩手県」:219→239(増加20) 「茨城県」:569→588(増加19) 「栃木県」:388→404(増加16) 「富山県」:2405→2330(減少75) 「石川県」:2273→2198(減少75) 「山梨県」:393→432(増加39) 「長野県」:2492→2401(減少91) 「岐阜県」:2483→2392(減少91) 「静岡県」:232→217(減少15) 「愛知県」:258→241(減少17) 「兵庫県」:225→240(増加15) 「大分県」:355→338(減少17) 昨日5月28日は、薩摩半島西方沖での地震が2件連続しました。この震源域では2016年11月14日にM7が発生していて、これが2016年4月の熊本地震の直接的な引き金になっていたと思えます。中央構造線の北側での地震であり、この震源域での地震は明確に中央構造線の北側での地震の前兆です。 5月03日 20時54分頃 薩摩半島西方沖 M6.0 最大震度3 の時は、 5月04日 22時07分頃 千葉県北東部 M5.5 最大震度4 5月06日 01時57分頃 千葉県北西部 M5.0 最大震度4 という数日での関東地震となりました。なお、千葉県地震ですから中央構造線の北側とは言えず、南側での地震ですが、中央構造線沿いの地震であることは変わりなく、関東付近の大きな固着域(いわき沖、犬吠埼)に太平洋プレートの西向き圧力が大きく働いていることを示していると思います。

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