2020年5月7日 07:40現在の地震の起こり方について: 日本時間で5月6日22:53ごろに、インドネシア付近でM6.8、震源深さ約110キロの地震が発生しています。震源深さが100キロから150キロまで海のプレートが沈み込むと、そこでマグマが発生し、その上昇が火山噴火を起こすことが知られています。噴火が止まっていたフィリピンのタール火山噴火が起こるかどうかが問題です。また、この数か月比較的静かであったフィリピン海プレートの西縁での地震が多発するようになる可能性があり、そうするとフィリピン海プレートの東縁にあたる伊豆・小笠原海溝付近での地震も増加するようになるはずです。 日別の長野県中部地震の数: 4月22日:05件 4月23日:16件 4月24日:10件 4月25日:08件 4月26日:14件 4月27日:06件 4月28日:03件 4月29日:01件 4月30日:02件 5月01日:00件 5月02日:00件 5月03日:02件 5月04日:00件 5月05日:01件(*昨日の記事で2件としましたが1件の間違えです。) 5月06日:01件 「福島県」06:00頃の値 5月01日:304(前日との差:減少11) 5月02日:328(前日との差:増加24) 5月03日:325(前日との差:減少03) 5月04日:333(前日との差:増加08) 5月05日:338(前日との差:増加05) 5月06日:301(前日との差:減少37) 5月07日:319(前日との差:増加18) 「茨城県」06:00頃の値 5月01日:526(前日との差:減少89) 5月02日:516(前日との差:減少10) 5月03日:504(前日との差:減少12) 5月04日:506(前日との差:増加02) 5月05日:560(前日との差:増加54) 5月06日:570(前日との差:増加10) 5月07日:603(前日との差:増加33) 「千葉県」06:00頃の値 5月01日:297(前日との差:減少75) 5月02日:274(前日との差:減少23) 5月03日:274(前日との差:増減なし) 5月04日:272(前日との差:減少02) 5月05日:318(前日との差:増加46) 5月06日:354(前日との差:増加36) 5月07日:370(前日との差:増加16) 「東京都」06:00頃の値 5月01日:147 5月02日:135 5月03日:142 5月04日:150 5月05日:149 5月06日:192 5月07日:206 「埼玉県」06:00頃の値 5月01日:215 5月02日:225 5月03日:210 5月04日:197 5月05日:213 5月06日:250 5月07日:268 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:45→本日05:45での比較 「最新24時間」:ーーーーーーーー(本日の変化:昨日の変化:一昨日の変化) 「日本全国広域」:503→416(減少087:減少006:増加026) 「日本全国拡大」:493→413(減少080:減少010:増加027) 「北海道」 :013→010(減少003:増加004:増減 なし) 「東日本」 :373→314(減少059:減少032:増加023) 「本州中部」 :306→257(減少049:減少002:減少007) 「西日本」 :111→090(減少021:増加011:増加007) 今朝は、「最新24時間」の全ての地域で減少です。また、「東日本」での減少幅が「本州中部」での減少幅よりも大きいため、東日本の沿岸部などでM5以上が明朝までに起こる可能性はかなり大きいと思います。「東日本」と「本州中部」の両方に含まれる長野県中部である程度大きな減少があり、しかしながら、「東日本」にのみ含まれる「茨城県」や「千葉県」で 5月04日 22時07分頃 千葉県北東部 M5.5 最大震度4 5月06日 01時57分頃 千葉県北西部 M5.0 最大震度4 の地震が「最新7日間」の期間にまだ含まれていて、そのためN=の値が増加しているのにもかかわらず、「東日本」の方が「本州中部」よりも減少幅が10大きいためです。関東地方の増加を上回る減少が広範囲で起こっているため、M5以上地震が東日本の関東から東北、または伊豆半島付近で、かなり起こりやすくなっていると思います。 「長野県」、「最新7日間」の増加幅の変動 ==========05:45頃の値=前日との差(「前日との差」の値の変動値) 4月24日:1064=0567 4月25日:2395=1331(+764) 4月26日:3651=1256(ー75) 4月27日:4843=1192(ー64) 4月28日:6401=1558(+366) 4月29日:7260=0859(ー699) 4月30日:7977=0717(ー142) 5月01日:6836=1141(+424) 5月02日:6132=0704(ー437) 5月03日:5603=0529(ー175) 5月04日:4649=0954(+425) 5月05日:3983=0666(ー288) 5月06日:3775=0208(ー458) 5月07日:3730=0045(ー163) 減少幅が45と100を下回りました。これでやっと長野県中部地震も収束に向かうかも知れません。 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「福島県」:301→319(増加18) 「茨城県」:570→603(増加33) 「栃木県」:348→372(増加24) 「埼玉県」:250→268(増加18) 「千葉県」:354→370(増加16) 「神奈川県」:224→243(増加19) 「富山県」:3741→3701(減少40) 「石川県」:3579→3548(減少31) 「山梨県」:0963→0894(減少69) 「長野県」:3775→3730(減少45) 「岐阜県」:3770→3728(減少42) 「静岡県」:271→244(減少26) 「愛知県」:266→235(減少31) 「三重県」:207→189(減少18) 「大阪府」:335→319(減少16) 「徳島県」:161→146(減少15) 「福岡県」:231→212(減少19) 「佐賀県」:235→214(減少21) 「長崎県」:151→134(減少17) 「鹿児島県」:494→521(増加27) 「沖縄県」:167→185(増加18) 「最新7日間」で15以上の変動があった地域が非常に広範囲に広がっていますが、東北は「福島県」増加18のみです。このことは東北のはるか沖、日本海溝付近での大きい地震の前兆になっている可能性があります。正断層型のいわゆるアウターライズ地震が起こる可能性があると思います。 減少幅の最大は「山梨県」減少69でした。「長野県」などと比べると長野県中部付近の微小地震のかたまりを半分程度しか「山梨県」は含んでいず、そのため今までは「長野県」などの変動幅の半分ほどの変動で収まっていたのですが、今朝は「静岡県」の減少が大きく、その影響を受けて大きな減少になっています。そのため、北関東よりも南関東で地震が起こりやすくなっていると思います。
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