2020年5月9日 09:00現在の地震の起こり方について: 今朝、次の岩手県沖M4地震が発生しました。 2020年05月09日 06時35分頃 岩手県沖 M4.5 最大震度3 東北での地震静穏化があり、かなり大きな地震を予測していたため、今朝のM4.5は比較的小さな地震だなと言う印象です。ただ、横ずれ型で、引き続きこのあたりで地震が起こりやすいと思います。より沖合でより大きな地震が起こる傾向があります。 日別の長野県中部地震の数: 4月22日:05件 4月23日:16件 4月24日:10件(3日間移動合計:31件) 4月25日:08件(3日間移動合計:34件) 4月26日:14件(3日間移動合計:32件) 4月27日:06件(3日間移動合計:28件) 4月28日:03件(3日間移動合計:23件) 4月29日:01件(3日間移動合計:09件) 4月30日:02件(3日間移動合計:06件) 5月01日:00件(3日間移動合計:03件) 5月02日:00件(3日間移動合計:02件) 5月03日:02件(3日間移動合計:02件) 5月04日:00件(3日間移動合計:02件) 5月05日:01件(3日間移動合計:03件) 5月06日:01件(3日間移動合計:02件) 5月07日:00件(3日間移動合計:02件) 5月08日:02件(3日間移動合計:03件) 「移動平均」は割り算が必要で暗算では出来ないので、単なる合計で「3日間移動合計」を付けました。5月になってから3日間で2件を割り込むことがなく、依然として継続的に長野県中部あたりに東日本全体を西に押す力が働いていると思います。 「福島県」06:00頃の値 5月03日:325(前日との差:減少03) 5月04日:333(前日との差:増加08) 5月05日:338(前日との差:増加05) 5月06日:301(前日との差:減少37) 5月07日:319(前日との差:増加18) 5月08日:334(前日との差:増加15) 5月09日:335(前日との差:増加01) 「茨城県」06:00頃の値 5月03日:504(前日との差:減少12) 5月04日:506(前日との差:増加02) 5月05日:560(前日との差:増加54) 5月06日:570(前日との差:増加10) 5月07日:603(前日との差:増加33) 5月08日:650(前日との差:増加47) 5月09日:648(前日との差:減少02) 「千葉県」06:00頃の値 5月03日:274(前日との差:増減なし) 5月04日:272(前日との差:減少02) 5月05日:318(前日との差:増加46) 5月06日:354(前日との差:増加36) 5月07日:370(前日との差:増加16) 5月08日:391(前日との差:増加21) 5月09日:391(前日との差:増減なし) 「東京都」06:00頃の値 5月03日:142 5月04日:150 5月05日:149 5月06日:192 5月07日:206 5月08日:210 5月09日:221 「埼玉県」06:00頃の値 5月03日:210 5月04日:197 5月05日:213 5月06日:250 5月07日:268 5月08日:283 5月09日:285 上にあるように、福島県から茨城県、千葉県と太平洋沿岸部の地域で変動幅が5未満です。このことから、この付近の内陸でのM5以上地震が明朝までに起こることはないと言えると思います。しかし、沖合、特に海溝の外側で起こるアウターライズが起こる可能性があると思います。 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:45→本日05:45での比較 「最新24時間」:ーーーーーーーー(本日の変化:昨日の変化:一昨日の変化) 「日本全国広域」:406→334(減少072:減少010:減少087) 「日本全国拡大」:403→332(減少071:減少010:減少080) 「北海道」 :015→020(増加015:増加005:減少003) 「東日本」 :308→255(減少053:減少006:減少059) 「本州中部」 :231→165(減少066:減少026:減少049) 「西日本」 :090→064(減少026:増減な し:減少021) 今朝5月9日は昨日に比べて変動幅が大きくなっています。このため、明朝までに比較的大きな地震が内陸、沿岸部で発生してしまう可能性がかなり大きいと思います。 「長野県」、「最新7日間」の増加幅の変動 ==========05:45頃の値=前日との差(「前日との差」の値の変動値) 4月24日:1064=0567 4月25日:2395=1331(+764) 4月26日:3651=1256(ー75) 4月27日:4843=1192(ー64) 4月28日:6401=1558(+366) 4月29日:7260=0859(ー699) 4月30日:7977=0717(ー142) 5月01日:6836=1141(+424) 5月02日:6132=0704(ー437) 5月03日:5603=0529(ー175) 5月04日:4649=0954(+425) 5月05日:3983=0666(ー288) 5月06日:3775=0208(ー458) 5月07日:3730=0045(ー163) 5月08日:3340=0390(+345) 5月09日:3105=0235(ー155) 4月23日の長野県中部地震から既に2週間以上が経過していますが、未だに3000以上の微小地震が「最新7日間」で起こっているのはあまり他に例がないと思います。比較的似ているのが、2008年に起こった岩手宮城内陸地震です。この震源域は現在でも微小地震がかなり多く起こっていることが、Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」「東日本」などを見ることで分かります。岩手県と宮城県の県境付近の秋田県寄りです。そして、この地震の3年後の2011年に311大地震が発生したのです。311大地震で最も大きく滑ったのが宮城県牡鹿半島沖とされていて、岩手・宮城内陸地震の震源地と緯度はほとんど変わりません。長野県中部地震にこのことをあてはめると、福島県いわき沖とか、霞ケ浦付近、そして犬吠埼付近となります。東京湾北部は霞ケ浦付近に当たります。 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「富山県」:3311→3077(減少234) 「石川県」:3157→2926(減少231) 「山梨県」:0911→0803(減少108) 「長野県」:3340→3105(減少235) 「岐阜県」:3343→3097(減少246) 「福岡県」:204→188(減少16) 「熊本県」:322→297(減少25) 「宮崎県」:340→317(減少23) 「鹿児島県」:509→488(減少21) 東北から関東での15以上の変動がありませんでした。ただ、東北から関東は太平洋プレートからの西向き圧力を大きく受けているわけで、地震が起こりやすくなっています。明朝までに内陸部でM5以上地震が起こる可能性はないとは言えません。なお、九州南東沖などで比較的大きな地震が起こりやすくなっているはずです。
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