top of page
検索
執筆者の写真taked65

2020年7月12日の地震の起こり方

2020年4月12日 09:50現在の地震の起こり方について: 昨夜、4月12日00:44頃、茨城県南部でM5地震が発生しました。4月10日以降、このM5地震まで、震度1以上を観測した地震がちょうど10件発生しています。 2020年04月10日 00時46分頃 茨城県沖 M4.0 最大震度2 2020年04月10日 01時57分頃 山梨県中・西部 M2.0 最大震度1 2020年04月10日 08時20分頃 八丈島東方沖 M4.1 最大震度1 2020年04月10日 08時56分頃 千葉県東方沖 M3.4 最大震度1 2020年04月10日 19時23分頃 浦河沖 M4.3 最大震度2 2020年04月10日 21時41分頃 福島県沖 M4.1 最大震度1 2020年04月10日 23時41分頃 静岡県東部 M2.2 最大震度2 2020年04月11日 05時29分頃 千葉県東方沖 M4.5 最大震度2 2020年04月11日 21時12分頃 千葉県東方沖 M3.3 最大震度1 2020年04月12日 00時44分頃 茨城県南部 M5.1 最大震度4 この10件が発生している期間は2日間強で、M4以上地震が6件、つまり60%になります。普通は多くても40%程度ですから、規模の大きな地震が多発していることになります。 更に、関東地方の地震が6件、山梨県と静岡県を関東付近と見なすと、関東付近の地震が8件で、なんと80%です。関東付近の地震は、例えば、この3月、中部地方では山梨県、静岡県での震度1以上地震は起こっていないため、関東地方だけの地震を関東付近の地震と見なすと24件であり、日本全国は140件ですから、関東付近は17%です。この意味でも、関東付近が相当な多発です。 *以下は、「福島県」などのHi-net自動処理震源マップ「最新7日間」のデータの推移です。 「福島県」06:00頃の値 4月06日:348 4月07日:357 4月08日:354 4月09日:399 4月10日:444 4月11日:452 4月12日:455 「茨城県」06:00頃の値 4月06日:554 4月07日:544 4月08日:530 4月09日:573 4月10日:620 4月11日:635 4月12日:671 「千葉県」06:00頃の値 4月06日:277 4月07日:254 4月08日:243 4月09日:252 4月10日:261 4月11日:242 4月12日:277 「東京都」06:00頃の値 4月06日:148 4月07日:144 4月08日:133 4月09日:133 4月10日:139 4月11日:137 4月12日:136 「埼玉県」06:00頃の値 4月06日:238 4月07日:234 4月08日:206 4月09日:235 4月10日:265 4月11日:284 4月12日:311 Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」のN=の値: 昨日05:45と本日05:45での比較 「最新24時間」: 「日本全国広域」:371→355(減少16) 「日本全国拡大」:369→351(減少18) 「北海道」   :016→009(減少07) 「東日本」   :256→253(減少03) 「本州中部」  :196→167(減少29) 「西日本」   :116→103(減少13) 「最新7日間」:15以上変動があった地域: 「茨城県」:635→671(増加36) 「栃木県」:459→475(増加16) 「群馬県」:243→262(増加19) 「埼玉県」:284→311(増加27) 「千葉県」:242→277(増加35) 「神奈川県」:194→218(増加24) 「富山県」:342→396(増加54) 「石川県」:176→231(増加55) 「山梨県」:415→460(増加45) 「長野県」:428→495(増加67) 「岐阜県」:365→425(増加60) 「奈良県」:300→282(減少18) 「鳥取県」:104→120(増加16) 「岡山県」:117→141(増加24) 「熊本県」:304→322(増加18) 「沖縄県」:185→155(減少30) 茨城南部の地震が震源深さが約50キロということで、ある程度深いため、発生後の微小地震の増加があまりありません。そのため、「最新24時間」での「東日本」などが減少となっているようすです。陸域での震度4を観測した地震ですから、本来であれば、発生後8時間程度たつと増加に転じるのですが、09:30現在でも減少傾向が継続しています。このことは、依然として、内陸部でのかなり大きな地震が発生しやすい状態であることを示している可能性があります。 「最新7日間」の地域別では最大変動幅が「長野県」増加67です。減少での最大変動幅は「沖縄県」減少30であり、この差が約100もあります。沖縄付近でのかなり大きな地震が起こりやすいと思いますが、同時に関東付近、特に伊豆・小笠原でのかなり大きな地震に警戒するべきだと思います。なお、震度1以上は観測されていませんが、伊豆・小笠原で起こっている地震がM4以上であれば、EMSCで見ることが出来ます。9:30現在で24時間以内に伊豆・小笠原付近で3件のM4以上地震が発生していると表示がでます。 北米の陸域、カリフォルニアでM5地震が、日本時間4月11日23:36ごろに発生しています。なんと、EMSCでこの震源域の地震履歴を調べると、この1年余りでM5以上地震が頻発していることが分かります。 Central California でM5以上地震を指定して結果を表示させると、2004年以降のもので次のようになります。 2009年:1件 2012年:1件 2019年:6件(全件が7月以降) 2020年:1件(*4月11日まで) 2004年から2008年まではM5以上の発生がなく、2009年以降に相当な多発状態になってしまっているのです。 日本時間4月1日にM6地震が起こったアイダホ州南部でM5地震を調べると次のようになります。 Southern Idaho M5以上 2017年:1件:M5.3 2020年:1件:M6.5 ヨーロッパもリスボン沖のM8以上地震が起こってきた地域での地震がかなり多発傾向にあり、地球全体で大きな地震が起こりやすくなっています。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2023年2月2日、東日本での微小地震減少等

1月29日に発生した神奈川県西部の深発地震の影響: 1月29日21:20、神奈川県西部で震源深さ約150km、マグニチュード4.8が発生。気象庁の震度データベースで調べると、神奈川県西部で震源深さ150㎞よりも深い地震では最大のマグニチュードであった。このデータベースは19...

大地震の可能性について

大地震の可能性について あくまで可能性ですが、二つの異常値が出ていて、大きな地震が関東付近で切迫している可能性が高いです。 Hi net 自動処理震源マップの最新24時間、日本全国広域の N =の値が今朝05:45で227、東日本が138でした。07:15ではそれぞれ226...

アメリカの今後の政局

今後のアメリカの政局 ナンシーペロシ議員の再戦が既に決まっている。そのため民主党によるトランプ前大統領に対する弾劾が行われていくはず。 結果的に トランプさんが例えば刑務所へ収容されるようなことになれば、それを不満に思う共和党支持者がかなり多く出てくるはず。...

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page