MMT 理論の問題点は何か
MMT 理論は基本的に国債発行をいくらでもしていいという理論であって、例えば日本の場合すでに GDP の2倍以上の国債残高があるが、それを超えて国債発行ができると言っている。
一見非常に良い理論のようだが、 大きな問題がある。
それは無制限に国債発行ができるとも、国債残高を償還する必要がないとも言ってはいないことだ。つまり何時か限界が来た時には一気にそれまでに溜まりに溜まった借金を返さなければいけない状況になってしまうということだ。
繰り返すが MMT 理論は借金が帳消しになるとは言っていない。現状ではまだ財政破綻を心配する必要がないと言っているだけであり、将来財政破綻をすることがないとも言っていない。
つまり財政破綻をする状況になった時には、それまでのツケが一気に大規模にかかってくることになる。 MMT 理論はある意味そういったことを予言をしている。
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