記事タイトルが間違っていました。 原因は不明です。自分としては上に訂正をしたように、ここ数ヶ月、つまり遅くとも2020年の春までには、関東付近で相当大きな地震が起こると考えています。
東北地方及び関東地方の陸域で地震数が、 8月から減少しています 。
このことはかなり近い将来、関東付近で相当大きな地震が起こることを示していると思います。なお、このことについては海域の地震数を入れても、 この8月、9月は 関東、東北での地震数が減少してるという意味でもあります。
具体的に東北から関東のどの地域で大きな地震が起こるかということはなかなかはっきりしません。
しかしながら、大きな地震が起こる可能性が非常に高い地域がいくつかあることは明らかです。 一つは 2016年の12月に 大きな地震が起こった いわき沖です。茨城県北部と言ってもいいと思います。
その他には、東京湾北部、そして霞ヶ浦の西側、棚倉構造線付近、 そして武蔵野台地と北足立台地の 中間にある地域です。
なお以上の陸域での地震はM 6から M 7だと思います。
順番ははっきりしませんが、どちらかと言うと海域での地震の方が先に発生する可能性が高いと思います。
海域での地震とは、主に伊豆小笠原海溝付近で発生をする地震です 。具体的には、房総半島東方沖、または房総半島南東沖、八丈島付近 などです。 この海域での地震は M 8規模になる可能性が高いと思います。よって千葉県の沿岸部や神奈川県の沿岸部、そして東京湾もかなり大きな津波に襲われる可能性が高いと思います。
地震による被害としては次の二つの種類があると思います。
まず通常の横揺れによる被害です。 これについては 関東地方が非常に柔らかい地盤によって出来ている為、かなり深刻な被害が発生すると思われます。 ただし横揺れについてはさまざまな耐震の施策が行われています。
問題は直下型地震による縦揺れ及び地震衝撃波による被害です。
数年前に台湾で起こった地震で、震源地でのビルがパンケーキ崩壊を起こした事例があります。 台湾は付加体の地盤でできています。つまり関東地方と同じです。 関東地方の基盤岩は土丹層と呼ばれています。 この土丹層が典型的な付加体です。 関東地方ではこの土丹層が関東ローム層の下にあります。
高層ビルの多くがこの 土丹層に基礎を置いていると言われているはずです。 よって高層ビルの1割程度にパンケーキ崩壊 の被害が発生する可能性があると思います。
さらに問題は、パンケーキ崩壊が発生しなくとも、 基礎が傷んでしまう可能性が非常に高いということです。つまり基盤岩と建物の一階との間には、軟弱な地盤があるため、その軟弱地盤が動くことによって基礎杭が大きく 影響を受け、破壊されてしまう可能性が高いからです。 このことは地震が何回も繰り返されるとその被害を大きく受けるという意味です。
横揺れや縦揺れ被害を埼玉県内で最も受けやすい地域の一つとして春日部市があると思います。
なお今までと違う事の一つは内陸でも直下型地震がかなり頻発をしていくということです。 つまり 1回目の地震では被害を受けなかったとしても、2回目3回目の地震で被害を大きく受けてしまうということがかなりあるということです。
関東平野は非常に特異な地域に位置しています。つまり陸のプレートと海のプレート二つが互いに交差をする地域に位置をしているからです。 311大地震で日本海溝からの太平洋プレートの沈み込みが約1000年ぶりに活発化しています。そのため伊豆小笠原海溝での太平洋プレートの沈み込みが以前に比べて2倍以上になっているはずで す。このため伊豆小笠原海溝付近での海面温度が今後どんどんと上昇していくと思われます。 つまり フィリピン海プレートが沈み込む南西諸島沿いに台風が日本を襲撃してきたように、今後は 伊豆小笠原海溝付近を台風が登ってきて関東付近を直撃をする可能性が高くなっていくということです。