今後の見通し:
他の文書を書かなければいけないが、一応、どのような見通しを現在持っているかを今書いておきたいと思う。
最初に、この100年程度で最も猛威を振るった伝染病は何かを見る必要があると思う。つまり、この100年程度と言うのは、科学が進歩した結果、人為的に病原体を作成できるようになってから最も強力なものは何かと言う意味だ。多分、それは二つあり、1918年のスペイン風邪ウィルス。そして、もう一つがエイズウィルスだ。今回の新型コロナウィルスについて、エイズとの共通性があることは論文が発表されている。しかし、スペイン風邪との共通点があるかどうかはまだはっきりしていない様子。このことの確認は多分簡単にできるはずで、スペイン風邪ウィルスの遺伝子と今回の新型コロナウィルスの遺伝子で共通点があるかないかを早急に確認するべきだと思う。また、現在既に数十の変異株が出来ているとされるが、そういった変異株にスペイン風邪やエイズの遺伝子構造と似た物がないかどうかを確認する必要がある。変異する場所がスペイン風邪の強毒性の原因となる遺伝子配列に近い部分であれば、かなり近い将来、現在の新型コロナウィルスがスペイン風邪と同様な強毒性を獲得してしまう可能性がある。スペイン風邪の強毒性の原因遺伝子部分は既に解明されているため、この確認も比較的容易であるはずだが、Thiland Medical Newsなどを見ても、そのことを取り上げた報道はなく、そういった研究が故意に行われていない可能性があると思う。
伝染病には主に細菌性のものとウィルス性のものとの二つの原因がある。結核は細菌性であり、BCGは結核菌を使ったワクチンのこと。つまり、ワクチンは伝染病の予防のために開発された薬で、弱毒化した細菌やウィルスを注射や経口薬として使う。基本的に細菌性の伝染病はワクチンが作りやすい。しかし、ウィルスの場合はワクチンが作りにくい。
1.1918年から翌年にかけて地球的に流行したスペイン風邪は、ウィルス性疾患。様々な伝染病の原因菌や原因ウィルスが発見された時期の直後に起こっている。それも、2回の大流行期があり、2回目で致死率が大幅に上昇している。この背景には、1度目の感染で抗体ができ、2度目の感染でその抗体反応が非常に過酷に起こり、それが一種のアナフラキシーショックを引き起こし、死に至るというものであったようだ。
2.今回の新型コロナウィルスにはエイズの遺伝子が4か所に組み込まれているという。エイズの特徴は免疫機構を20年程度の長期をかけて破壊することにあった。エイズそのものは大きな病変を起こさないが、免疫機構が徐々に破壊されてしまうため、最終的にはごく普通に存在する病原菌によって肺炎などが引き起こされ、それによって死に至るのだ。
3.今年1月31日にインドの研究者がエイズウィルスと新型コロナウィルスの遺伝子配列に共通部分があり、エイズウィルスの遺伝子配列と4か所で一致していたと発表している。この論文は現在取り下げられているが、一致している遺伝子部分の配列を明記したものであり、その後、この内容を否定する論文が出てきてはいないため、事実であろうと思われる。仮に、このエイズウィルスとの共通部分がエイズをエイズたらしめていた人の免疫機構破壊の効果を持っていたら、非常に大きな影響を世界は受けることになる。なぜ、この研究論文が取り下げられてしまったのかを確認する必要もあると思う。
4.ウィルス感染を防ぐには大まかに二つ方法があると言われている。一つは、人体への感染を許すが、人体内でのウィルス増殖を防ぐというもの。現在あるほとんどのウィルス病治療薬はこちらだとされている様子。他方は、例えば喉で感染するのであれば、喉に付着しているウィルスが人体の細胞に感染できないようにするもの。つまり、感染そのものを防ぐ薬となる。
5.多分、現在の新型コロナウィルスは既に治療薬が出来ていて、感染そのものを防ぐことができる薬があるのだと思う。そして、だからこそ、非常に感染力の高い新型コロナウィルスが仕掛けられているのだろう。細菌兵器(ウィルス兵器)として使うためには、味方には感染しないことが必要で、そのためには感染力が強すぎると兵器にならないとされているが、ほぼ完ぺきに感染を防ぐ薬があれば、感染力の強い細菌やウィルスを兵器として使うことができる。
6.ウィルス病は非常に始末に負えない。つまり、実態が非常に見えにくいため、対処が難しい。感染しているかどうかの確認が基本的にはPCR検査しかない。しかし、PCR検査は、例えば鼻の粘膜に付いている粘液を綿棒で拭い取り、それを試薬が入った液体の中で振るって粘液を試薬と反応させて、その後、試薬の反応の具合を見るというものであり、いろいろな部分で結果を左右できるものだ。例えば、綿棒で粘膜を拭うときにごく軽く拭えばそれだけウィルスの発見確率は小さくなる。更に、そもそも、試薬が確認するのは新型コロナウィルスに特徴的な遺伝子配列の一部でしかない。だから、その試薬で確認する遺伝子配列に変位が起こってしまっていると、その試薬ではウィルス感染が検出できない。現在、世界中の国でPCR検査がされているが、その試薬が世界共通であるのかどうかさえ報道はない。中国で使われていた試薬と韓国のものが同じかどうか、フランスで使われているものとアメリカのものが同じか、つまり、新型コロナウィルスのどの部分の遺伝子配列を見ているのかと言った情報の開示がないのだ。それだけでなく、消去法での新型コロナウィルス感染拡大の推定がされていない。つまり、細菌性ではなく、しかも既存のウィルス型とは判定できない肺炎の患者数を新型コロナウィルス感染者として推定すると言ったことが行われていない。このことが、いろいろな対策を意味のないものにしている可能性がある。ほとんど病変を示さないウィルス型について過度な外出規制を敷いたり、致死率が高いウィルス型に対して入国制限をしないなどだ。
7.アメリカでの感染者増加率が非常に高いが、これは明らかに、検査数の増加に伴ってのものだ。つまり、検査が始まる前にアメリカ全国で相当に感染拡大が起こってしまっていた可能性が高い。昨年のインフルエンザ死亡率が非常に高く、そのインフルエンザ死亡率の相当な部分はインフルエンザではなく、新型コロナウィルスではないかと言う話がある。
8.いわゆる伝染病の出現をには次の例がある。全て細菌ではなく、ウィルス。1918年のスペイン風邪は遠い昔のものであるため、現在ワクチンが開発されていないのは当然だが、エイズとかエボラ出血熱、サーズ、マーズに関してもワクチンは実用化されていない様子であり、今回の新型コロナウィルスに関してもワクチンが実用化される可能性は低いとしか思えない。そして、エボラ出血熱以降のサーズやマーズなどは今回の新型コロナウィルスの予行演習であった可能性がある。つまり、各国で誰がどんな研究をやっていて、誰に対してどのような働きかけをすれば今回の新型コロナウィルスの仕掛けが隠せるかと言ったことを調べるための予行演習だ。
① 1918年:スペイン風邪:第1次世界大戦中に世界的に流行したもの。あのころは高齢化がなかったため高齢者が集中的に犠牲になるということはなかったが、兵役に適した年齢の男がどんどんとスペイン風邪にかかり、兵士不足になったことが第1次世界大戦の終了を早めたと言われている。つまり、若い人を倒すことができるほどの強力なウィルスであったことになる。発生源はアメリカ合衆国であるとされ、北アメリカ大陸で飼育されていた豚の多くが風邪症状を示したという。米兵のヨーロッパ出兵と共にヨーロッパに広まった。スペイン風邪と言う名称は第1次世界大戦に参戦していなかったスペインでこの伝染病の確認が行われたため。
② 1970年代から1990年代のエイズ。主にアフリカやアジアで猛威を振るう。人口爆発が予測されていた地域で流行し、結果的に人口減少を招いた。エイズ治療薬は感染を許すがウィルスの増殖を押さえて、症状が出ないようにするもの。しかし、そもそも感染をさせない治療薬が元々あった可能性もある。
③ 1976年のエボラ出血熱。非常に感染性が高く、「人の免疫系をかく乱するデコイを放ち、生体の防御機構をほぼ完全にすり抜ける」とされている。空気感染はせず、体液や血液などに直接触れないと感染はしないとされている。出血熱とされるが、出血が必ず起こるわけではなく、多臓器不全で死に至ることが多い様子。
④ サーズ(SARS)。コウモリが感染源だとされる。2002年ごろに流行った。中国起源とされ、急性肺炎を起こすもの。
⑤ 2009年にメキシコで始まった新型インフルエンザはスペイン風邪の遺伝子を一部に持っていることが確認されている。豚インフルエンザとも呼ばれ、ブタの感染症が人間に伝染するように変異したものだとされている。こちらも肺炎が問題。
⑥ マーズ(MERS)。2012年ごろに流行した。ヒトコブラクダが感染源だとされている。肺炎が問題。
9.新型コロナウィルスについては、感染経路が1つだけでなく、4つ程度はあるという研究結果が公開されていて、この意味でも有効なワクチンや治療薬はなかなか難しいと思える。現在、一定程度時間が経過すれば自然的に免疫が獲得されて、それによって感染拡大が収まるとされるが、今後の展開は予断を許さない。つまり、強病原性のものに変化する可能性はいつでもある。数十年と言った期間感染が様々な形で繰り返される可能性だ。この可能性は、かなり高いと思わざるを得ない。日本で髄膜炎を発症した感染例が公表されている。肝臓やその他の臓器を新型コロナウィルスが攻撃したという事例も海外で報告されている。この意味でも、今回の新型コロナウィルスが今後どのようになっていくかをなるべくきちんと把握しておく必要がある。つまり、どの程度変異しているのか。その変異部分の病原性、どの変異株が世界のどの地域でどの程度感染しているか、などだ。その意味で、検査をきちんとする必要があるはず。
10.ただ、強病原性になると、ウィルスを持った人がすぐに確認されるため、隔離が容易で感染拡大が比較的早い段階で食い止められる。一番厄介なのは、強病原性を示さない段階で感染拡大し、感染拡大した段階で徐々に病原性を強めるというものだ。エイズがそれであり、徐々に免疫系が弱体化して行き、エイズウィルスそのものではなく、一般の感染病によって死に至ることになった。
11.そのため、結核などとの細菌性の伝染病が一気に流行する可能性もある。ともかく、都市部は人口が過密であり、移動に伴い電車やバスでの感染の可能性がつねにある。だから、都市機能の分散をある程度進める必要がある。
12.世界的に情報通信の機能が限定されている。パソコンはほぼすべてのOSがウィンドウズだし、スマフォもOSは2種類しかない。そして、その全てがアメリカの情報産業によるものであり、世界の情報通信はほぼアメリカ企業によって握られていると言っていい。このことが、現在の新型コロナウィルスの感染拡大の背景にある。よって、根本的には、このような情報流通の仕組みを変えること、つまり、情報機器のOSの多様化をすることが必要になる。多分、いろいろな研究論文が発表されてこないことも、一つにはパソコンやスマフォのOSが寡占状態にあることが原因となっている。
13.伝染病について、世界各国で研究体制を充実し、研究者に不当な圧力がかけられないようにすることが必要。これは、単に地位を保証するというようなことだけでなく、生活全般について、安全の確認がされる必要があると思う。
14.生産が行われなくなっていく可能性が非常に高い。そのため、物資不足が顕在化するはず。日本の場合、化石燃料と食料、肥料、飼料と言った品目の海外依存度が高い。特に化石燃料に至ってはほぼ100%が輸入に依存している。そのため、エネルギーの自給率を高める必要がある。しかし、太陽光とか風力では、今後の気象の荒れに対応できない可能性が高い。つまり、太陽光は雨や曇りの時には発電効率が落ちる。場合によっては発電効率が依然と比べて半分以下になることもあり得る。特に、火山噴火により火山灰が常に積もるようになると、パネルの表面が火山灰で覆われてしまうため、発電がほぼ出来ない。また、気象の荒れにより強風や雷の頻発が起こることが予測されるが、風力はこれに対応することがかなり困難だ。風車の塔が強風で倒される可能性があるし、発電機部分が雷の直撃を受けて一気に壊されてしまうこともあり得る。その意味で、地熱発電は今後のプレートの動きの活発化がプラスに作用するため、かなり有望だ。つまり、プレートの動きが活発化すると、地下の地熱発生量が大きくなり、地熱発電をより大規模にやれるようになる。311大地震の時も、東北地方の地熱発電所は一切影響を受けていない。もちろん、地熱発電所の井戸の直下で大きな地震が起これば、それなりの被害を受ける可能性があるが、地熱発電所は燃料を持たないため、大きな災害になることがない。また、地熱発電所は地熱地帯に位置することになるが、地熱が高い地域は地盤そのものが高熱の為に軟らかく、そのため大きな破壊を起こしにくい。つまり、大きな地震が起こってもせいぜいM7程度であり、地域一帯が壊滅的な被害をこうむるような大地震が起こらない。また、地熱井戸は2000m程度の井戸を掘ることになるが、この井戸を使って地下の状態の観測ができる。地震予知にも役立つ。
15.中国の研究所が誤って研究中のウィルスを環境中に漏らしてしまったという話があるが、これは事実であるとは思えない。なぜなら、少なくともあまりにタイミングが良すぎるからだ。中国で春節が始まる数か月前に感染が始まった様子で、春節によって世界中に中国人の観光客が行くことで一気に世界的な感染拡大をすることになった可能性がある。しかし、このようなタイミングで研究中のウィルスを誤って外に漏らすことはあり得ない。
16.そもそも、2001年以降の大きな事故・事件はほぼ全てアメリカの情報機関が起こしてきたものと思える。2001年のアメリカ同時テロはアルカイダがやったものとされているが、世界貿易センタービルの倒壊の有様やペンタゴンの被害状況について非常に合理的な矛盾が指摘されている。2007年に起こったリーマンショックもその数年前から始まっていたアメリカ国内のサブプライムローンを証券化して世界中に販売したことが原因であり、この事件によって非常に大きな利益を得たのはほぼアメリカのみだ。(ただし、一部のヨーロッパや中国の投資銀行が利益を得ていたとも言われている。)2010年に始まったアラブの春も、例えばリビアの内乱は明らかにおかしなものだ。独裁者とされたカダフィは独裁者からは程遠く、ある意味、ごく常識的な、そして善良な一軍人だった。そしてその後に登場したISはイスラム教による立国を目指すとされていたが、実際にやっていたことはイスラム教に関しての凶悪なイメージを印象付けることだけだった。よって、今回の新型コロナウィルスに関しても、背後にあるのはアメリカの情報機関だろう。
17.ただ、アメリカの情報機関も一枚岩ではない。また、アメリカ国内は多様な意見を持つ人々が居て、現在のようなやり方を快く思っていない人々は多数いる。更に、2001年アメリカ同時テロ以来の動きの背景にあるのは、多分、世界的なプレートの動きの活発化とそれによる北米大陸西岸でのM9地震、イエローストンなどのロッキー山脈付近の火山噴火、そして、ミシシッピー川や5大湖周辺でのM7からM8の大地震の連鎖が予測れていることだ。1980年にセントへレンズ山というロッキー山脈にある火山が山頂の400m程度が一気に吹き飛ぶという山体崩壊を起こしている。これ以降、カリフォルニア州で大きな地震が起こるようになっていて、北アメリカ大陸の地下で火山活動が活発になってきていることは明らか。そして、だからこそ、トランプ政権になってから、温暖化に関するパリ協定から離脱し、TPPからも脱退することをしている。つまり、それまでの予測よりも早く北米西岸でのM9地震発生の可能性があるということで、作戦の変更がされたのだ。しかし、そもそも、こういった自然災害に対して、どう対処するかはいろいろな議論の余地がある。だから、この意味でも、アメリカ国内には、現在の動きをけん制しようという勢力が一定程度いることは明らかだと思う。
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