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入試不正と地熱開発

2020年の鹿児島知事選の選挙公報に書いた入試不正・試験不正の事の内、定期試験問題が漏れているということについて、そのことに気が付いた経緯を記しておきます。

高3の進学クラスを受け持っていた時のことです。定期テストでいつもクラスでトップの点数を取る、しかも90点とかほぼ満点に近い点数を取る生徒がいたのです。あるとき、ごく軽い気持ちで「現在進行形の文型はなんだったけ」とその生徒に聞いてみました。しかし、彼、下を向いたまま黙ってしまっているのです。本来の答えは、be + ing 形 です。このことは中学2年で習う内容で、更に、自分の授業でも再三再四確認してきたことでした。その他にも、おいろいろな出来事があり、その後の定期テストで、試験問題を試験がある日の早朝に作り、試験開始時刻の直前に印刷して試験をやってみたのです。結果は驚くべきものでした。それまで10人程度はいた成績上位の生徒が全員落第点と言っていい点数しか取れていなかったのです。70点から80点取っていた生徒が10人程度はいつも出ていたのですが、それらの生徒が全て30点とか40点程度になってしまったのです。自分は、試験対策プリントを試験の前に配布をして、半分以上の問題をその対策プリントから出題していました。そのため、その対策プリントをやれば、相当な点数はかなり楽に取れるのです。以前成績上位で80点以上取っていた生徒が全員50点行かなかったことは、その対策プリントさえ全く勉強していなかったことになり、非常に驚きました。

このことがあった以降、自分はなるべく試験問題の作成を遅くしました。普通は、試験日の1週間程度前には印刷して職員室の鍵のかかるロッカーに保管します。それをしないで、試験日の前日に作るようにしました。ところが、これに対して、同僚の先生が定期テストで共同の試験をしようと提案してきたのです。普通は、自分が教えている生徒に対しては自分で試験問題を作ります。しかし、担当教科が複数になると試験問題作成が大変なので、試験範囲が同じなら、共同の問題で試験をすることもあるのです。例えば1学年が6クラス編成であると、その6クラスすべてを一人の教員が受け持つことはなく、2人または3人で担当します。つまり、1組から2組をA教諭、3組から6組をB教諭といった具合です。そして、中間試験はA教諭が問題作成をし、期末試験はB教諭が作成すると言った感じの分担をするのです。当然、共同でやるときには、試験問題を早期に作成します。その上で、他の教員に見せて、出題範囲に無理がないかとかを確認するのです。つまり、試験問題を生徒へ事前に流すことが出来るように、試験問題を早く決定させたかったということです。このことに関して印象に残っているのことがあります。それはその同僚の教員が春休み明けの宿題試験をやろうと言い出したことです。夏休みや冬休みなら、それぞれの休みに宿題を出し、その試験を休み明けに行うのはよくあります。しかし、春休みに宿題を出して、その試験を春休み明けにやるということはふつうありません。なぜなら、春休みを境に学年が変わり、それによって教員も変わることが多く、当然担当クラスも変わるからです。試験問題の売買が非常に日常的に行われるようになっていると改めて印象付けられたことでした。

ウィンドウズ98が発売されて1年かその程度経過したころのことだと記憶していますが、印刷をする前の段階で問題が漏れている様子があり、パソコンを遠隔で覗くことが出来るのかと何となく感じていました。その頃、IBMのTHINK PAD というパソコンを使っていて、あるとき、付属のCDの中身を点検していたのです。すると、ファイルを保護する、つまり、覗き見を防止するプログラムがそのCDに入っていたのです。当然、そのプログラムを自分のパソコンにインストールしました。その後、周囲の教員たちが多少困った顔をし出したのが分かりました。ところが、その後、そのCDそのものが行方不明になり、自分のパソコンにインストールしたプログラム自体が消えてしまったのです。

言いたいことは、印刷するかどうかではなく、パソコンで問題作成をした段階で、既に問題漏れの可能性が出てくるということです。例えそのパソコンがネットにつながっていなくても、問題漏れの可能性はあります。
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指宿市「地熱の恵み」活用プロジェクトに関し、新たな事実が判明しました。

それは、平成27年にJOGMECからの委託を受けて、地球科学総合研究所が伏目地区で、6月及び8月~10月の2回、異なった種類の地熱資源量調査を行っていたことです。

「地熱発電技術研究開事業 熱貯留層探査技術 中間評価報告書  平成28年7月」のページ番号20には、次のように書かれているのです。

>屈折法調査は平成27年6月8日~22日にかけて実施し、浅層速度構造調査:43地点、 ノイズ状況調査:30地点のデータを取得した。

>反射法調査は平成27年8月20日~10月14日にかけて実施し、発振点数3,262点、受振点数4,990点にてデータを取得した。

このことに関して、JOGMECへ次の電子メールを送り、事実確認を求めていますが、未だに返事がありません。

電子メールを送ったアドレスは、JOGMECのサイトに公開されている geothermal-info@jogmec.go.jp です。送信したのは2月8日であり、既に18日間が経過しています。

*以下、メールの引用開始:

JOGMEC 地熱部担当者 様

鹿児島県指宿市在住の武田信弘と言います。指宿市は平成27年度からJOGMEC及び経産省の助成金・補助金を受けて地熱開発を行っています。しかし、どういうわけか開発が中断したままです。そのため、何が起こっているかを知るために公文書開示請求を指宿市に対して行いました。その結果、分かっているだけで約8000万円もの公費を受けて指宿市が外部委託した結果出てきた成果物のどれもがとてもその委託料に見合うものとは思えない状況が明らかになりました。
JOGMECからのものについては、電磁探査及び温泉モニタリングの費用として平成27年度に3200万円程度の支給を受けたと指宿市は述べています。このことに関し、電磁探査が行われたとは思えない状況があるのです。電磁探査報告書の開示請求をしたところ不開示になったため、平成29年12月に指宿市の情報公開審査会へ全部開示を求めて審査請求をしました。その結果、審査会がただ一回のみ翌30年の7月に開催され、一部開示をしなさいという答申書が出されました。しかし、一部開示をする部分の特定はされていず、また答申を出した委員名の記載もないものでした。その他にも内容としておかしい点が幾つもあり、正規の答申書とは思えないものです。

このことに関連して、とても興味深いことが分かりました。JOGMECのサイトに以前掲載されていた「地熱発電技術研究開事業 地熱貯留層探査技術 中間評価報告書 平成28年7月」で、この20ページに指宿市の伏目地区で「屈折法調査は平成 27 年 6月 8日~ 22 日にかけて実施し、浅層速度構造調査: 43 地点、 ノイズ状況調査:30 地点のデータを取得した。」、「反射法調査は平成 27 年 8月 20 日~ 10 月 14 日にかけて実施し、発振点数 3,262 点、受振点数 4,990 点にてデータを取得した。」とあったのです。
ところが、驚いたことに、1月22日にJOGMECのサイトを見ると、タイトルは同じ「地熱発電技術研究開事業 地熱貯留層探査技術 中間評価報告書」ですが、「平成28年6月」となっているものが掲載されていて、しかも、その中には上の屈折法や反射法のそれぞれの実施日が記載されていないませんでした。更に、その後、この「平成28年6月」のものがJOGMECのサイトに掲載が見つからない期間があり、本日2月8日には検索した結果、この「平成28年6月」のものが出てきます。しかし、相変わらず、「平成28年7月」の方、つまり、20ページに指宿市の伏目地区で「屈折法調査は平成 27 年 6月 8日~ 22 日にかけて実施し、浅層速度構造調査: 43 地点、 ノイズ状況調査:30 地点のデータを取得した。」、「反射法調査は平成 27 年 8月 20 日~ 10 月 14 日にかけて実施し、発振点数 3,262 点、受振点数 4,990 点にてデータを取得した。」とあるものは出てきません。

以上のことについて、以下の2点の確認をさせて下さい。

① JOGMECは、地球科学総合研究所に委託して、平成27年度に指宿市伏目地区で弾性波探査の事前調査として屈折法調査を6月 8日~ 22 日にかけて実施し、本調査として反射法調査を平成 27 年 8月 20 日~ 10 月 14 日にかけて実施したこと。

② 「地熱発電技術研究開事業 地熱貯留層探査技術 中間評価報告書 平成28年7月」のJOGMECのサイトへの掲載を以前はしていたが、現在はしていず、代わりに「地熱発電技術研究開事業 地熱貯留層探査技術 中間評価報告書 平成28年6月」を掲載していること。

以上のことについて、その通りかどうかの確認をして、ご返事をメールで頂ければ幸いに思います。できれば、数日中にご返事をくださると助かります。

2021年2月8日 武田信弘

*以上、メールの引用終わり。

                           以上
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