多発する宮城県沖地震 本日9月12日11時44分頃、宮城県沖でM6.1、最大震度4が発生しました。同日13時現在までに宮城県沖地震では余震が5件発生しています。 2020年09月12日11時44分頃 宮城県沖 M6.1 4 2020年09月12日11時50分頃 宮城県沖 M5.0 3 2020年09月12日12時00分頃 宮城県沖 M4.2 1 2020年09月12日12時03分頃 宮城県沖 M4.1 1 2020年09月12日12時31分頃 宮城県沖 M3.7 1 2020年09月12日12時49分頃 宮城県沖 M4.6 2 ほぼ同じ震源地で発生していて、Hi-net高感度地震観測網のAQUAシステムメカニズム解カタログにはM6.1、M5.0、M4.6の震源球が記載されていて、前2者は全く同じ震源球で、最後のM4.6もほぼ同じような震源球です。また、最後のM4.6でそれ以前の3件よりもMが大きくなっているため、今後も地震が続いて起こる可能性があります。 宮城県沖でM6以上は今年4月20日にも発生しています。しかしこの時にはM6.1が05:39が発生した後、約5時間後の10:49にM4.2が発生しただけで、その後は4月22日にM4.3が発生していました。 更に前の宮城県沖M6以上は、2015年5月13日で、M6.8が発生しています。しかし、この時、宮城県沖で24時間以内の震度1以上地震の発生は1件もありませんでした。 震源球に注目すると、本日の宮城県沖地震3件も、今年4月22日のM4.3も、2015年5月13日のM6.8も全て逆断層型でほぼ東西方向に圧縮軸のあるものでした。そのため、どれも太平洋プレートからの西向き圧力によって起こっている地震であることは明らかです。 震源深さについても上に挙げたM6以上3件はどれも40キロから50キロ程度の深さで共通しています。 震源球や震源深さが同じで、本日の宮城県沖地震のみが余震が多く発生しているのは、かなり広い範囲に太平洋プレートからの西向き圧力が宮城県沖付近にかかっていることを示しているはずで、宮城県沖、或いはその周辺の地域でより大きな地震が発生する可能性があります。今後1週間程度は注意するべきだと思います。
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