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大地震の予感

大地震の予感
3月27日07時02分頃に宮古島北西沖、M6.2、最大震度2の地震が発生しました。沖縄地方で震度1以上地震が発生したのは約40日ぶりです。
更に、3月27日17時58分頃に内浦湾でM3.3、最大震度1の地震が発生しています。M3.3は対した地震ではないと思われるでしょうが、内浦湾での地震としてはかなり大きな地震です。
内浦湾では2016年にM5が発生し、その余震が2016年中は多数発生しました。その後、2017年は震度1以上を観測する地震がなく、M3以上の地震は2018年以降で本日のものを除外すると次の2件しかありません。

2018年5月05日 M3.0
2020年5月17日 M3.9

前者については、翌日5月6日に八丈島東方沖M6.0、翌々日5月7日に岩手県内陸北部でM5.2、そして、5月12日には長野県北部でM5.2、5月14日には岩手県沖でM5.1といった具合に1週間以内でM5以上が4件も起こりました。

後者について見ると、翌日5月18日宮城県沖M5.2、翌々日5月19日には、福島県沖M5.3、岐阜県飛騨地方M5.3、そして、5月20日から22日にかけて東京湾を震源としたM2.9、M2.9、M2.6、M3.5、M3.1、M2.9、M2.9という最大震度1から2の地震が連続して起こりました。

また、気象庁の震度データベースで最大震度4以上を記録した地震数を2019年4月以降の24カ月で見ると次のようになります。
2019年:最大震度4以上
04月:1件
05月:6件
06月:7件
07月:1件
08月:2件
09月:0件
10月:1件
11月:3件
12月:6件
2020年:
01月:5件
02月:4件
03月:2件
04月:6件
05月:9件
06月:7件
07月:1件
08月:0件
09月:4件
10月:0件
11月:1件
12月:6件
2021年:
01月:2件
02月:5件
03月:6件(3月24日まで)

次に最大震度1以上でM5以上の地震で同じ期間を震度データベースで出すと次のようになります。

2019年:最大震度1以上のM5以上
04月:09件
05月:07件
06月:06件
07月:08件
08月:07件
09月:03件
10月:04件
11月:05件
12月:05件
2020年:
01月:04件
02月:05件
03月:06件
04月:11件
05月:10件
06月:12件
07月:05件
08月:03件
09月:07件
10月:02件
11月:05件
12月:10件
2021年:
01月:07件
02月:12件
03月:03件(3月24日まで)

上の一覧表で問題となるのはこの2月13日に上の一覧表の期間で最大のマグニチュードの地震である福島県沖M7.3が発生している点です。
最大震度4以上は、
2021年:
01月:2件
02月:5件
03月:6件(3月24日まで)
M5以上は
2021年:
01月:07件
02月:12件
03月:03件(3月24日まで)
であり、この3月はMの大きさに比べると震度が大きな地震が多くなっているのです。沖合よりも陸域に近い所で比較的大きな地震が起こっているのです。

また、Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」で見ると、震源深さが80キロ程度以上の深い地震が内陸で起こっているのは北海道の南部と関東平野だけです。
今年になってから、福島県沖と宮城県沖でM7級が連続して起こっているため、311が起こった海溝である日本海溝(北海道の襟裳岬の沖合から千葉県の犬吠埼の沖合までの東日本の太平洋側に南北に延びる海溝)で大きな地震が後続する可能性が高まっているのです。
そして、多分、関東については陸域でのM6以上地震が海域でのプレート境界地震の前に発生します。いわゆる首都直下地震です。
本日の内浦湾でのM3.3が首都直下M6以上の前触れである可能性を考慮するべきだと思います。
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