新型コロナウィルス第2波の流行とサイトカインストーム、そしてアナフラキシーショック 今朝5月6日のテレ朝の番組でサイトカインストームが新型コロナウィルス感染で起こり、それが重症化を招いているという報道がありました。サイトカインストームとは免疫機構が過剰反応してしまうことだと理解していますが、アナフラキシーショックと言う現象があります。よく、スズメバチに刺されると、初回は痛みだけで済むが、二回目は一回目で出来たスズメバチの毒に対する抗体が過剰反応してしまい、それがショック死等のとても重体な状況の原因となるということです。 自分はあくまで素人であり、新型コロナウィルスについて、スズメバチなどの時と同じような抗体の過剰反応が起こるかどうかは分かりません。しかし、その可能性があるのではないかと思います。 このことについて、気になるのは1918年のスペイン風邪です。この時も二回目の流行の時に、一回目よりも重症化することが多く、犠牲者が格段に多くなったと言われています。また、高齢者よりも20代から30代の免疫機構が強い人々が重症化することが多かったとも言われていると思います。スペイン風邪では第一波の時に集団免疫は形成されなかったのでしょうか。当時の社会構造を考えると、少なくとも都市部では第一波で集団免疫が獲得されているはずだと思われるのです。そうであれば、現在、多くの国で、集団免疫が獲得されつつあるとされることが、同じことが、この秋以降の第二波で起こるのではないかと危惧しています。 そして、現在の流行と第二波との間の時間差がなんらかの大きなカギになるのではないかと思えます。嫌な例えですが、路上で爆弾を爆発させ、人が集まった状態でより大きな爆弾を爆発させると言ったようなことが起こる可能性があるのではないかと危惧しています。この五月から秋になるまでの間に、国際情勢に何らかのかなり大きな変化が起こり、秋以降に感染症の被害が今以上に多くの国々で過酷化するのではないかと思えるのです。 現在、国境を越えた人の行き来はかなり制限されています。しかし、物流はかなり自由です。そうでないと、自給率が低い生活必需品が多くの国で不足してしまい、それが生活を困難にするからです。しかし、近い将来、より病原性の高い、つまり、重体になりやすい感染症が一気に広まる可能性があり、しかもそれが人だけでなく、ものを通して感染拡大するとされた場合、ものの貿易自体が制限されてしまう可能性があると思います。現在、例えば新型コロナウィルスはプラスチックなどの硬い表面を持ったものの上で一週間程度は感染性を失わないとされています。 そもそも、この一年間は非常に例外的なことが起こっています。その一つがアフリカ豚コレラとか豚コレラの流行です。中国ではアフリカ豚コレラの感染拡大で飼育されていた豚の大半が処分されたという報道があります。以前から感染が起こっていたのであれば、当然、その対策がされているはずですし、感染が起こっていなかったのであれば、なぜ、この一年間でこれほどの感染拡大が起こっているのかが問題です。 人為的な事なのかどうかは別問題として、ともかく、寒冷化が世界的に進むはずであり、その背景には太陽活動の低下があります。特に紫外線が減少すると太陽光による殺菌効果が低下し、環境中で細菌やウィルスが繁殖しやすくなります。自然的に感染症が拡大しやすい環境があり、そういった環境を利用して、人為的に細菌戦を仕掛けることもやり易いと言えます。 世界的に今後人の移動を制限することになると思いますが、それが経済活動を非常に制限することに成ったり、物事のやり取りや確認がネットを通してしかできなくなることになります。そのことがいいことかどうか、自分には断言できませんが、ネット関連のデータのコントロールはほとんどがアメリカ企業に依存しているわけで、人の移動制限は結局アメリカ企業依存を世界的に高める結果になると感じています。 世界的に人の移動が少なくなれば、いわば鎖国状態の国々が世界的に多くなるわけです。鎖国状態と言うと、中国での紅衛兵による文化大革命と言う内ゲバ、同士討ち、そして、ミャンマーでのポルポト政権による自国民虐殺が思い出されます。どちらも、その国の政権が外交的に鎖国状態を作り出し、その後起こったことでした。そして、両国ともテレビ放送網が全国的に整備されたほぼ直後のことでした。 感染症の対策の一つとして、感染経路の追跡が言われています。国際的な人の移動の際に、鼻スワブとか咽頭スワブを取って、入国した国の政府がそれを保管するというのはどうでしょうか。飛行機に乗っている間に乗務員の方が乗客全員に綿棒を配って、自分で鼻とか喉の粘膜から検体を取るように義務付ければいいのです。単に綿棒と後は保存容器と保存のための液体があればいいので、大量生産すれば費用はかなり少なくて済むはずです。
top of page
記事: Blog2_Post
bottom of page
Comments