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最近の関東での地震の起こり方

最近の関東での地震の起こり方


昨年2020年11月22日の茨城県沖M5以降のM5以上地震の緯度を調べると速報値では次のようになる。(日本気象協会も地震情報から)


2020年11月22日19時06分頃 茨城県沖 M5.7 5弱 *M5以上北緯36.6度   


2021年05月29日08時21分頃 茨城県沖 M5.3 2 *M5以上北緯36.4度   

2021年05月29日09時05分頃 茨城県沖 M5.0 2 *M5以上北緯36.4度  

2021年05月29日10時03分頃 茨城県沖 M5.6 2 *M5以上北緯36.4度


2021年08月03日19時29分頃 茨城県沖 M5.1 2 *M5以上北緯36.2度   

2021年08月04日05時33分頃 茨城県沖 M6.0 3 *M5以上北緯36.3度   

2021年08月04日05時43分頃 茨城県沖 M5.6 2 *M5以上北緯36.3度   

2021年08月04日11時56分頃 茨城県沖 M5.0 2 *M5以上北緯36.4度

2021年08月04日13時40分頃 茨城県沖 M5.8 2 *M5以上北緯36.2度


基本的には、少しずつ南下している。そして、先月10月には千葉県北西部、実質的には東京湾北部でM5.9が発生した。この地震は千葉県北西部としては311以降で最大。


2021年10月07日22時41分頃 千葉県北西部 M5.9 5強  *M5以上北緯35.6度


以上のことから、311の震源域から太平洋プレートの沈み込み圧力が徐々に南下していて、関東平野に係りつつあり、しかも東京湾北部あたりにその圧力が集中しつつあると思える。


Hi-net自動処理震源マップの都道府県別のマップには活断層が表示される。「千葉県」とか「東京都」のマップを見ると、東京湾の奥に、北西から南東方向に延びる活断層が二本あるのが分かる。一本は東京湾の最も奥の岸壁に沿って走り、もう一本はより南側に平行して走っている。


10月7日の千葉県北西部M5.9はこの東京湾奥の活断層日本の内、北側の活断層の南東側で発生した。つまり、千葉県側で発生した。そして、既に1か月以上が経過しているが、「最新24時間」の「東日本」のマップなどを見ると、この付近で微小地震が盛んにまだ起こっていることが分かる。


活断層の一部が破壊されると、隣接部での破壊が誘発される。だから、東京湾の奥の東京都側で次のM6程度の地震がかなり近い将来起こると思える。この位置は、茨城県沖の地震が徐々に南下していることを考えると、この茨城県沖を起こしている太平洋プレートからの圧力も受けて、より大きな規模になると思える。


更に、最近の地震の起こり方を日本気象協会の震央分布図で見ると、過去24時間(11月13日08時00分から11月14日08時00分のもの)で、震央がほぼ中央構造線の上に並んでいるように見える。つまり、中央構造線のところでかなりずれが全国的に発生しているように見える。

過去7日間(11月07日08時00分から11月14日08時00分のもの)では、311の震源域を挟んでその南北の両隣で地震が多発していることが分かる。更に北側よりも南側である関東付近での地震数が多い。


是非、日本気象協会の震央分布図を自分で見て頂きたい。この1週間程度の地震の起こり方は多少おかしい。陸域地震が多く発生していて、海溝部から太平洋プレートの沈み込み圧力が陸のプレートに強くかかっていることを推測させる。結果的に内陸部での大きな地震が起こる可能性がある。


この11月の関東地方の震度1以上地震は11日までは茨城県や群馬県の地震ばかりであり、12日以降はそういった地震が無くなり千葉県地震が起こっている。いわば、関東地方の中でも東京湾北部方向へ震源の南下が起こっていて、この意味でも、東京湾北部あたりでの地震が予測される。

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