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  • 執筆者の写真taked65

関東付近で過去最大の地震が多発

311後最大、またはより長期間で過去最大の地震が関東付近で多発


ヤフーの地震情報サイトはマグニチュードの大きさで並べ替えが出来るので、これを使って調べたもの。但し、このサイトは2004年1月1日以降のデータベースであり、気象庁の速報値が記録されている。気象庁のサイトにある震度データベースは速報値ではなく、確定したもので、震源位置やマグニチュードなどが速報値とは異なる。


本日11月20日08時57分頃に震源地東京都23区でM4.6、最大震度3の地震が発生。この地震は、2004年1月1日以降のデータベースで見ると、東京都23区を震源地とする地震で最大のマグニチュード。


3日前の11月17日には神奈川県西部でM4.4、最大震度3が発生し、2004年1月1日以降のデータベースで第2位。311以降では最大。(*2004年以降で最大は2007年10月1日のM4.9。)


10月07日の千葉県北西部、M6.1、最大震度5強は2004年1月1日以降最大。


よって、この10月以降だけで、311以降で最大の地震が東京都23区、神奈川県西部、千葉県北西部で起こっている。この3件の内、2件は2004年以降で見ても最大地震。


気になるのが、これ等の起こり方。10月07日の千葉県北西部は東京湾北部の千葉県側で起こっていて、震源深さが約80km。本日の東京都23区はほぼ同じ緯度で震源深さが約100km。よって、両方とも太平洋プレートが沈み込んで起こっているものと思える。この結果、東京湾北部の東京側を震源とする地震が起こりやすくなっている可能性がある。


このことには、次の二つの背景がある。


一つは東海道南方沖(関東平野の南方沖を震源とする深発地震)だ。


9月14日に M6.2、最大震度3、震源深さ450km、2004年1月1日以降で第2位。

10月21日にはM5.8、最大震度3、深さ約380kmが発生している。2004年1月1日以降で第3位。

(*2004年以降の最大地震は2009年8月9日のM6.8 最大震度4)


よって、東海道南方沖では311以降の最大地震が9月、10月と連続したことになる。これは深発地震であるため、伊豆・小笠原海溝から太平洋プレートが9月から10月初旬に沈み込み、それに引っ張られて、この10月や11月の千葉県北西部M6.1や東京都23区M4.6が発生したと考えられる。


もう一つの背景は、茨城県沖の地震だ。次に示すように、5月下旬と8月初旬にM5地震が連続して発生した。


(*行末の2とか3の数字は最大震度)

5月29日08時21分頃 茨城県沖 M5.3 2   

5月29日09時05分頃 茨城県沖 M5.0 2  

5月29日10時03分頃 茨城県沖 M5.6 2


8月03日19時29分頃 茨城県沖 M5.1 2   

8月04日05時33分頃 茨城県沖 M6.0 3   

8月04日05時43分頃 茨城県沖 M5.6 2   

8月04日11時56分頃 茨城県沖 M5.0 2

8月04日13時40分頃 茨城県沖 M5.8 2   


これ等の茨城県沖地震の位置はちょうど鹿島第一海山の東側であり、鹿島第一海山は関東付近の緯度で見ると、太平洋プレートの沈み込みにブレーキをかけている最大の固着域。


そのため、これらの茨城県沖地震は、関東平野の緯度付近での太平洋プレートの沈み込み圧力が鹿島第一海山に集中し始めていて、その結果、鹿島第一海山の緯度で、より沈み込み方向の地域である茨城県沖でM5地震が連続発生していると見ることができる。


以上のことから、311以降10年を経て、日本列島付近の太平洋プレートの沈み込みが関東付近で本格的に始まりつつあると言えると考えます。


このことは、首都直下M7とか、または関東平野の東方沖での311大地震と同じようなプレート境界型M8地震がかなり近づいていることを示すはずです。

       以上

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