関東地方の地震の起こり方の異変
どの程度大きな地震が切迫しているのかについてはあまり言えないのですが、一応、ある程度地震の起こり方に変化が出てきているので、それをお知らせします。
日本気象協会の地震情報サイト(気象庁からの震度1以上地震の速報値をまとめているもの。速報値であるため、確定値では震源域とか震度などが変わる可能性がある。)で、最近400件(4月12日10:10の宮城県沖M3.7以降、本日6月29日09:20有明海M3.7までの400件)で100件ごとの関東地方の地震数がほぼ継続的に減少しています。
*100件ごとの関東地震の数:上の行ほど最近:
関東陸域:04件、関東海域:03件の合計07件
関東陸域:07件、関東海域:07件の合計14件
関東陸域:04件、関東海域:09件の合計13件
関東陸域:08件、関東海域:12件の合計20件
*下の行ほど昔。
上のデータに、日付と区切りの地震データを加えたもの:
最新1件から100件まで(6月15日01:33宮城県沖M4.2から、同29日09:20有明海M3.7まで)で、関東陸域:4件、関東海域:3件の合計7件
最新101件から200件まで(5月23日10:50長野県南部M2.5から6月14日21:59青森県東方沖M3.3まで)で、関東陸域:7件、関東海域:7件の合計14件
最新201件から300件まで(5月02日16:08日向灘M5.0から同23日08:20徳島県北部M4.3まで)で、関東陸域:4件、関東海域:9件の合計13件
最新301件から400件まで(4月12日19:46沖縄本島北西沖M4.9から5月02日14:52石川県能登地方M4.2まで)で、関東陸域:8件、関東海域:12件の合計20件
ということで、最新100件では7件しか関東地方がありませんが、最新301件から400件までの100件では20件の関東地方の地震があり、この間、ほぼ継続的に減少傾向が続いています。このような地震静穏化があると、大きな地震が起こりやすいと言われています。
なお、父島近海M6.2が6月21日に発生をしています。また、海域の地震の減少傾向が陸域よりも大きいことから、どちらかというと伊豆諸島付近での津波を伴った大きな地震が起こりやすくなっていると思われます。
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