top of page
検索
  • 執筆者の写真taked65

関東地方の微小地震の発生状況に多少の異変

関東付近の微小地震発生状況に多少の異変

Hi-net自動処理震源マップのN=の値に多少大きな異常が出ています。
昨日3月20日18:09頃の宮城県沖地震M6.9が起こったので、その余震の影響が大きく出ているのですが、単に余震の数が多いと言うだけではない異常値が見えると思います。

(1)「最新7日間」「宮城県」の昨日19:15のN=の値は806、本日同時刻で978です。172の増加であり、基本的にこれは全て3月20日18:09頃の宮城県沖地震M6.9の余震です。この余震の発生地域が20日18:09頃の宮城県沖地震M6.9を示す大きなドットよりも南西側にあり、震源深さは多少浅くなっているように見えます。
ところが、「最新24時間」「東日本」では、221から347へ126の増加でしかありません。「最新7日間」「宮城県」の172の増加に対して、「最新24時間」「東日本」は46小さいのです。つまり、宮城県沖を除いた「東日本」の広域で微小地震の減少が起こっているのです。

(2)「最新7日間」で「茨城県」のN=の値が昨日19:15に比べて49の増加です。この増加はかなり大きく、茨城県周辺で比較的大きな地震が起こりやすくなっていると思えます。なお、関東付近では次のような変動が起こっています。「福島県」31増加、「栃木県」25増加、「千葉県」29増加、「東京都」53増加、「神奈川県」53増加、「静岡県」34増加です。「東京都」と「神奈川県」の増加は多分伊豆大島付近での微小地震が多発しているためです。

(3)「最新7日間」の「長野県」及び「岐阜県」で30以上の減少が起こっています。この地域が減少すると、東日本の沿岸部で大きな地震が起こりやすい傾向があります。

(4)Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」で見ると、東京湾北部付近から房総半島南端にかけて震源深さ80キロ程度のM2からM3程度の地震を表すドットが、ほぼ南北方向の直線状に5個程度並んでいます。

今後2から3日以内に関東付近の内陸部又は沿岸部でM6以上地震が起こる可能性が高くなっていると思います。

****************************************
閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2023年2月2日、東日本での微小地震減少等

1月29日に発生した神奈川県西部の深発地震の影響: 1月29日21:20、神奈川県西部で震源深さ約150km、マグニチュード4.8が発生。気象庁の震度データベースで調べると、神奈川県西部で震源深さ150㎞よりも深い地震では最大のマグニチュードであった。このデータベースは1919年以降のものなので、約100年間で最大のものとなる。 同データベースで神奈川県西部、震源深さ150㎞よりも深い、M4.0以

大地震の可能性について

大地震の可能性について あくまで可能性ですが、二つの異常値が出ていて、大きな地震が関東付近で切迫している可能性が高いです。 Hi net 自動処理震源マップの最新24時間、日本全国広域の N =の値が今朝05:45で227、東日本が138でした。07:15ではそれぞれ226、136でした。 これらの通常値はそれぞれ300前後、200前後であり、相当の減少です。 大きな地震が起こる前は減少する

アメリカの今後の政局

今後のアメリカの政局 ナンシーペロシ議員の再戦が既に決まっている。そのため民主党によるトランプ前大統領に対する弾劾が行われていくはず。 結果的に トランプさんが例えば刑務所へ収容されるようなことになれば、それを不満に思う共和党支持者がかなり多く出てくるはず。 これが大きなアメリカ社会の不安定要因になる可能性が高い。 つまり共和党系の民兵の方たちが それぞれ勝手に民主党の地域の選挙事務所等を襲うと言

記事: Blog2_Post
bottom of page